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スノボ男子HP・平野歩夢 大技封印、余力残しの1位突破!11日決勝で「トリプルコーク1440」決める

[ 2022年2月10日 05:30 ]

北京五輪第6日 スノーボード男子ハーフパイプ ( 2022年2月9日    雲頂スキー公園 )

予選でエアを決める平野歩夢(AP)
Photo By AP

 男子予選が行われ、2大会連続銀メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が93・25点をマークし、3度目の冬季五輪で初めて予選1位で決勝に進んだ。斜め軸に縦3回転しながら横にも回る超大技「トリプルコーク1440」を封印し、18年平昌の決勝2回目で披露したダブルコーク1440のコンボ(連続技)に余裕で成功。スケートボードで昨夏の東京五輪に出場してから半年、希代の二刀流が悲願の金メダルを視界に捉えた。日本男子は平野歩を含む出場4選手全員が12人による11日の決勝へ進出した。

 狙い通りにトップ通過を決め、心の充足感が表情に表れた。1番滑走という難しい状況の中、1回目は87・25点で2位につけた平野歩が2回目に93・25点をマーク。取材エリアでは競技直後とは思えない柔和な笑みを浮かべ「まずは良かった。1本目が決まったので、できるだけ上の位置を取りたくて(2回目は)攻めた」と満足げに話した。

 1回目は確実に決められる技のルーティンを組みながら、87点台の高得点。2回目はケガのリスクが伴うトリプルコーク1440こそ温存したものの、一発目からダブルコーク(DC)1440、逆足前のキャブDC1440に連続して成功。4年前は最高難度とされたコンボを決めると、残り3回の技も全てDCを入れ「ちょっと着地でミスをしたけど、何とか着地できた」と冷静に振り返った。

 予選下位から滑る決勝で、最終滑走となる1位にこだわった理由は、4年前の敗戦にある。予選3位通過だった平昌。決勝2回目にDC1440のコンボを成功させて95・25点を叩き出したが、それがショーン・ホワイト(米国)のハートに火を付けた。最終滑走のホワイトも3回目に成功。97・75点で逆転された。採点競技は“後攻有利”が鉄則。2日後の大一番に向け「いろんな人の滑りを見て考えられるので、そこは楽しみ」と話した。

 競技者同士が互いの技に拍手を送り合う横乗り文化のスノーボードだが、五輪を「限られた人しか出られない、スノボーとはまた別の種類というか。選ばれた人だけの真剣勝負の場」と捉える。スケートボードでの東京五輪挑戦、1年延期で北京への準備期間がわずか半年になるという大きな壁も乗り越えた。次は超大技と、まだ見ぬ金メダルへの挑戦。「みんなトリプルをやってくると思うので、その完成度は極めたい」。夢をつかむ準備は整った。

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