近大相撲部・伊東勝人監督が急死 55歳 初場所観戦の夜 関脇朝乃山ら育て

[ 2020年1月18日 13:36 ]

昨年の全日本相撲選手権で優勝した谷岡(左)を祝福する近大・伊東監督
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 近大相撲部監督の伊東勝人氏が17日夜、都内の病院で急死した。55歳だった。

 1988年、89年に実業団横綱、91年にアマ横綱に輝き、近大監督就任後は昨年夏場所で初優勝した関脇・朝乃山(25)らを育てた。関係者によれば、17日は都内で大相撲初場所6日目を観戦して食事後、ホテルへ戻ると体調の悪化を訴え、意識がなくなった。病院に緊急搬送されたがそのまま息を引き取ったという。

 青森県出身で五所川原商高では伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の後輩。87年に近大職員になり、自身の選手活動と共に後輩の指導にも当たってきた。

 朝乃山が入学後はその将来性を見いだし、ダンベルを持っての屈伸運動など体幹トレを重点的に課した。食事面でも毎日5食、さらに晩ご飯後にはラーメン店へも再三誘い出し、入学時130キロだった体重を卒業時162キロにまで増やして鍛えた。昨年は4年の谷岡倖志郎がアマ横綱に輝いた。

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