Gリーグ・ハッスル 渡辺雄太、家族の前で奮闘26得点「しょうもない試合は見せたくない」

[ 2020年1月18日 15:34 ]

渡辺(右)は観戦に訪れた父・英幸さん(左)、母・久美さんに笑顔を見せる(撮影・杉浦大介通信員)
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 NBAグリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太(25)が17日、NBA下部Gリーグ・ハッスルの一員として、本拠地ミシシッピ州サウスヘイブンで行われたレイカーズ戦に先発。33分23秒のプレーで26得点、12リバウンドをマークし、152―136の勝利に貢献した。

 試合後の渡辺との一問一答は以下のとおり。

 ――今夜も26得点、12リバウンドで前戦に続いてダブルダブル。ご家族が見に来ている時に良いプレーをすることが多い気がするが。
 「そうですね(笑い)。大学の時もそうだったですし、去年のサマーリーグなんかでもそうでした。やっぱりせっかく両親が日本から来てくれて、しょうもない試合は見せたくないですからね。だからといって親がいない試合は手を抜いているとか、そういうことではないんですけど、集中力を一段上げてやっている部分は無意識のうちにあるのかなという気はしています」

 ――非常に落ち着いてプレーしているように見え、特に自身で以前話していたとおりにカットが非常に効果的だった。ボールを持たない時の動きがスムーズだった。
 「そこは絶対にNBAで通用する部分だと思っています。僕についているディフェンダーが一瞬、気を抜くタイミングだとか、そういうのが何となく感覚で分かってきているので、今シーズンを通じてできている部分です。そこは評価される部分だと思いますし、続けていこうと思っています」

 ――GリーガーはNBA昇格のためにも数字でアピールしようとする選手が多いが、今日は最終的な成績は良くとも、スタッツを気にしてプレーしているように見えなかった。
 「僕のプレースタイル的にも1on1からガンガン攻めていくようなスタイルではないですし、それをやり出したら自分の良さが消えてしまいます。1人で30本シュートを打って25得点とか、取ろうと思えば取れるとは思います。ただ、そんなことはチームも求めていないですし、僕自身がやりたいバスケットボールでもありません。今日みたいなプレーで、終わってみればダブルダブルでチームにしっかり貢献できている。そういう活躍が継続してできたらなと思っています」

 ――今後の課題として、今日の試合前にお父さん(英幸さん)も、もっと3ポイントシュートを決めてほしいと話していた。自身でも目標としているのは3ポイントの精度向上か。
 「そうですね。成功率がちょっと落ちてきてしまっています。Gリーグでは3ポイント以外でうまくやれてしまっているところがあり、今日のように3ポイントに頼らなくても26得点取れてしまう。ただ、また上(NBA)でプレーするとなったら、今やっていることにプラスして3ポイントが絶対に必要になってきます。そこはずっと継続してやっている部分。今は確率が高くないんですけど、結果は必ずついてくると信じて、腐らずに練習し続けようと思っています」

 ――高確率を保つことと、積極的に狙うことのバランスが難しいのでは。
 「当然、打たなければいけない場面では打つようにしています。ただ、今日に関しては他の選手が当たっていて、僕が中に切り込んでいって、かき乱す方がチームにとってプラスでした。それでも、もちろん3ポイントを武器として持っていればオフェンスの幅は広がるのは間違いないです」

 ――プロでももう2年目だが、元々定評あったディフェンスはこのレベルでも通用するという自信は深まっているのか。
 「今日は前半ちょっと簡単に抜かれたりした部分もあったので、そこは反省点ではあります。まあ、でも後半はしっかり足を動かしてできたと思いますし、大学時代からずっと自信を持ってやっている部分なので、上(NBA)に上がっても通用するんじゃないかなとは思っています」

 ――今季はなかなかNBAで活躍する機会がなかったが、今日、同じフォワードのブルーノ・カボクロがケガで4~6週間離脱と発表された。グリズリーズのタイラー・ジェンキンズ・ヘッドコーチも「ユウタにもプレー機会が訪れるはずだ」と話していた。
 「チャンスがくれば、今ここでやっているようなことをNBAのコートでもやりたいです。自分らしいプレーが出せれば、絶対にチャンスがつかめるはずです。NBAのコートに立っても、とにかく自信を持って、自分の得意な部分を出していけたらなと思っています」

 ――今夏の東京五輪を考えても、NBA挑戦ももちろん大事だが、Gリーグで長い時間をプレーすることも大切だという気持ちはあるのか。
 「それはかなりありますね。例えば12月の頭には2、3週間くらいずっとグリズリーズに帯同したんですけど、なかなか試合に出られなかったですし、チーム練習もほとんどないので、1人でランニングマシンを走ったり、バイクをこいだりという時間が多かったんです。それよりもコートに出て、プレーすることの方で得られることも大きいとは思っています。ただ、こればかりは僕がコントロールできることではありません。フロントオフィスから伝えられたとおり、どっちのチームに行くことになっても、とにかく全力でプレーしようと思っています」

 ――今日みたいにNBAとGリーグのゲームが同日に重なったら厳しいが、本拠地は近いので、体力的に厳しくとも、両方を無理なく往復できればベストか。
 「そうなれば本当にありがたいですね。グリズリーズでも徐々にチャンスをつかんでいければそっちでも定着できると思うので、今はGリーグだろうが、グリズリーズだろうが、やることをやって、アピールしていきたいなと思っています」

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