小野塚 転倒7位も再確認「五輪のメダルが欲しい」

[ 2013年12月22日 05:30 ]

女子HP決勝に出場した小野塚

 フリースタイルスキーのW杯は20日、米コロラド州コッパーマウンテンでハーフパイプ(HP)決勝を行い、女子で予選を1位通過した25歳の小野塚彩那(石打丸山ク)は69・20点にとどまり、7位だった。決勝の1回目は転倒して30・00点に終わった小野塚は、逆転を狙った2回目もミスが出た。2回目に86・60点をマークしたブリタ・シガニー(米国)が今季初勝利、通算3勝目を挙げた。

 雪が降り、トップ選手がそろった大会でW杯初優勝を狙った小野塚はミスが続いて表彰台も逃した。悔しさを隠さず「やるべきことは分かっている。とにかく練習したい」と闘志を新たにした。決勝は6度ジャンプを入れる構成で前半3つまでならトップ争いをしたのは間違いない。だが、2回とも4度目の着地でバランスを崩して勢いを失った。後半の滑りが課題と認識し「天気が悪い中でもやれるようにしたい」と訴えた。ただ、好結果が出なければ後がない状況だった昨季とは違う。全日本スキー連盟が定めたソチ冬季五輪の派遣基準をクリアし、今季は同連盟の強化最高ランクに指定。目標を五輪に絞り、今後は課題克服へ調整を優先する。「W杯の種目別(優勝)じゃない。五輪のメダルが欲しい」と開幕まで50日を切った大舞台を見据えた。(共同)

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2013年12月22日のニュース