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幼少期の“憧れ”カネヒラを求めて 最凶ゲストの妨害も目標半分達成 滋賀県・琵琶湖

[ 2024年11月28日 04:30 ]

琵琶湖北部の農業用水路でカネヒラを釣る記者
Photo By スポニチ

 【釣り人掲示板】取り損ねた夏休みをようやく取っての帰省。本紙で執筆中の「三平探訪」で覚えたタナゴ釣りがしたいと、少年時代のホームグラウンドだった滋賀県の琵琶湖へ。かすかな記憶をたどり、美しい「カネヒラ」を追い求めた。(岩田 浩史)

 意外と用事の入りがちな帰省。スキマ時間に何とか釣りをしたいと思っていた。ネット検索すると、琵琶湖北部はタナゴの聖地。周辺の河川や田園地帯の用水路も狙い目という。「道具の小さなタナゴ釣りなら」とカバンに詰め込んで帰った。

 「ホーム」と言ってはみたが、子供の頃は湖までの数キロも遠かった。「学区外」のため、子供だけで行くのはご法度。今回目指す釣り場も自転車で1時間かけて1回行っただけ。ただ、小学生らしい“何でも釣り”で緑がかった背、赤いヒレが美しい10センチほどの平たい魚体を忘れられずにいた。ネット画像と照合すると、恐らくタナゴ類最大の「カネヒラ」と思われる。

 何とか3時間の釣りタイムを捻出し、記憶を頼りに車を走らせる。だが、もう40年も前の話だ。同じ場所など見つからず、釣れそうな場所を探す。茂みの中に雰囲気の良い水門を発見するのに1時間も使ってしまった。

 水面まで1メートル半はあるため竿は2・1メートルを選択。餌はタナゴ釣りの先輩にもらった謎の練り餌。見下ろすと小魚が見えた。水草の塊は良いすみかになりそう。釣れる気がした。当たりはすぐ来た。淡い黄緑の平たい体は5センチほど。これタナゴか?モヤモヤは2匹目の約10センチで解消した。薄い横じま…ブルーギルだ。タナゴ釣りの最凶ゲスト。県内ではリリース禁止。持ち帰るか、各所の「外来魚回収ボックス」などに入れなくてはいけない。

 この後、何匹かバラしたが、約1時間ギルタイムが続く。ギルでなくタナゴが釣りたい。少ない道具と餌で知恵を絞る。何となく、か弱いタナゴは他の魚に“食い負け”する印象から餌は極力小さく。ハリ先で練り餌の玉を引っかくように付ける。そして来た。ギルより少し弱い引きは平たい10センチ弱の銀白色。メスのカネヒラだ。狙いは緑と赤の婚姻色が出たオスだが、目標は半分達成?の気分だ。

 残り半分の達成をと意気込んだが、日没までの1時間で釣れたのは全てメスだった…。釣果は4匹。後で知ったが、琵琶湖で釣れるタナゴはヤリタナゴ、アブラボテ、シロヒレタビラも含め4種類。カネヒラ釣りは一番簡単らしい。“満願成就”と全種制覇を目指し、再訪を誓った。

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