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日本3大怪魚123センチのアカメ“攻略” 高知県浦戸湾3日間激アツファイト

[ 2023年7月30日 08:25 ]

123センチのアカメを抱える奴田原さん(左)と筆者
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】高知県浦戸湾に日本3大怪魚の一つ、アカメを狙いに行きました。詳しい場所の公開は、結構シビアなのでご勘弁ください。

 JGFA公認のアカメの日本記録を持っていて、アカメの調査保護活動などにも積極的な奴田原寿展さんが案内してくれます。記録保持者が案内してくれるので大船に乗った気になっていました。しかし現地へ行ってみると人だらけ、さすが人気の魚です。どこに入るのかと心配していたら事前に場所取りしてくれていました。

 1メートル超の大型を釣るなら餌釣りがいいということで、まずボラを取らなければなりません。これが大変です。ギャング釣りをしましたが、なかなか取れません。そのうちに先行者たちが帰るというので、ボラを使わせてもらうことにしました。それにしてもボラがデカいです。軽く60センチを超えています。

 初日は昼過ぎから始めて、午後10時まで粘りましたが当たりはありませんでした。奴田原さんは夜釣りで残り筆者は民宿へ。翌日は午前3時半から合流しましたが、その夜は釣れなかったそうです。仮眠を取る奴田原さんと交代で筆者はルアーを投げてみました。そしてスイムベイトのメガロダンクル9インチ(約23センチ)をキャストして水面すれすれを泳がせていると、バホッと水面が盛り上がり「やった!ヒットだ」と思いましたがロッドに重みが伝わってきませんでした。反応はそれきり。その日もヒットがなく、しかし昼間にやって来た地元の名人が3匹連チャンで1メートルオーバーをヒットさせました。初めて見るアカメのファイト。エラ洗いに感動し「魚はいる、今度は筆者に」と期待しましたが、何も起こりません。

 3日目の未明、筆者が民宿で寝ているうちに当たりがあったそうで、奴田原さんがデカいアカメをロープでつないでいることを聞きました。魚はいる、と期待していたら、明るくなってきた頃に、筆者のロッドに仕掛けたボラが動き始めました。「あれ?なんだ?」と見ているとその後ろに巨大な影、そして赤く光る目が見えました。心臓バクバクです。ボラがいったん静かになってガッカリしていると5分後、今度はアカメが全身を見せてボラに食いつきました。

 頭からのみ込むシーンが足元で見られたのです。ロッドをホルダーから外し、十分送り込んだ後にドラグをロックし、大きく合わせました。グーンと重くなり「乗った!」と思った次の瞬間、水面からアカメの顔が出て派手なエラ洗い。「凄い」と思うや否やボラがポーンとはじき出され、ロッドは軽くなりました。

 日が昇り、奴田原さんが釣ったアカメを検量すると123センチ。これにはタグがついていて、調べてみると彼の知人が昨年11月、9キロ離れた場所で釣ったものだということが分かりました。リリースは大切ですね。一緒に記念撮影させてもらってリリースし、さらにその日中はボラ掛けにも成功し元気な餌を何匹も確保しましたが、帰京の時間になってしまいました。それにしてもこんな大きな魚が都市近郊にいるのですから、日本にもまだまだいい環境があるのだなと痛感しました。(東京海洋大学客員教授)

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