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重厚クロダイ49センチ 大ダイ惜しい!!生サナギでドスン

[ 2019年6月25日 07:24 ]

この日1番の49センチを釣った小幡さんは大物を手に笑顔 
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】横須賀市長井の沖に浮かぶイカダでクロダイを狙った。このところ好調で良型ぞろい。50センチオーバーの“年なし”も珍しくはなく、先日は58センチも出た。年なしという言葉にめっぽう弱い私。せっせとダンゴを握ったのだが…。(スポニチAPC 山本 有道)

 ここ1年ほどクロダイにはソッポを向かれっ放し。大型はおろか小型にも嫌われている。釣行後は「一つの餌に固執しすぎたのかな」「当たりがあったのに合わせが甘かった」など反省しきり。つまるところ下手、経験不足となるのだが…。

 長井には10台のイカダがある。先着順で選べるが、乗ったのは10番。まずはダンゴで魚を集めなければと10個ほど放り込んだ。長井かかり釣りセンターの具志堅仁船長の話では付け餌はオキアミが中心とのこと。好きな餌だけに、これで勝負することに。

 底でダンゴが割れた途端ピクッ。だがクロダイのような手応えがなく上がってきたのは20センチのシロギス。本命ではないが腹ぼてでおいしそう。キープした。

 それからが厳しかった。底ではショウサイフグ、宙層では小サバ。オキアミから生サナギやコーンに替えるとそのまま残ってくる。クロダイはどこにいるのやら…。

 そんな時、30メートルほど離れたイカダが騒がしい。振り返るとちょうどタモに入った時。

 大きい、それも黒々と光り、まさしくクロダイ。ひょっとしたら“年なし”かもしれない。1時間ほどたち具志堅船長が見回りに来たので大型が出たイカダへ。

 そこで釣っていたのは川崎市の小幡猛さん(58=自営業)。メジャーを当てると惜しい!49センチ。「ここのイカダではエギングやジギングも楽しんでいます。今の時季はクロダイですけど」。肝心の餌を聞くと「生サナギ」。オキアミでは食わず、替えるとドスンとなったとか。

 近くのイカダで絶好調の人がいた。藤沢市の池内勝さん(67)だ。何と午前中だけで4匹。午後は流れるような速い潮だったが重いオモリで常に底を狙い1匹追加。「餌は全てオキアミ。この釣りの魅力は海面にギラッとクロダイが現れた時」。32~43センチを5匹。クロダイ釣りを堪能したようだった。

 私、この日もまた反省!

 〇…雑食性のクロダイだが、季節によって付け餌も変わってくる。具志堅船長は「これからいいのは硬い餌。生サナギ、コーン、それにカラス貝」という。イカダはロープで固定されているが、それに付くカラス貝はクロダイの好物。海面に顔を出し、カリカリッという音が聞こえることもあるそうだ。いずれも大型。試したい餌だ。

 〇…イカダではクロダイの他いろんな魚が狙える。小魚を釣ってのヒラメ、餌木を投げてのアオリイカ、これからはジギングで青物も。クロダイ狙いのイカダと分けてくれるから安心だ。

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