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浅場フグ攻略 “八度目の正直” イメトレ完璧も思った以上に繊細

[ 2026年1月23日 05:30 ]

何とか初フグを手にした中山
Photo By スポニチ

 【バイカー紗希の釣~りんぐ】浅場のトラフグ釣り開幕!アウトドア大好きガール中山紗希が、愛車のホンダ・スーパーカブ110で川崎・中山丸へ向かった。活性は低いと言われていたが、朝から単発的に当たりが続く一日。半数の人がトラフグをお持ち帰りできた。

 ポイントまでは約20分と近く、水深は20~30メートル。アクアラインの風の塔がよく見える。

 かじを取るのは金子大士船長。私が釣りにハマり始めた頃、FGノットの結び方など釣りのいろはを教わった、勝手に師と仰いでいる人物だ。出船前にレクチャーを受け、イメトレは完璧。あとは釣るだけである。

 仕掛けはフグ釣りの定番、カットウ。エビをハリに付けるが、そのハリの下に垂らしたカットウバリで、エビを食べているフグを引っかけて釣る。船中1匹目を上げたのは野又仁之さん(52=自営業)。早々に取り込んだ本命に、同乗者みんながギラついた。野又さんは浜松市から3時間かけて来る猛者で、いかつめの見た目とは裏腹に、好きな釣りは繊細なアナゴだという。

 深場のトラフグは運の要素が強いが、浅場は釣り人の技術もとても大切で、運だけでは当たりすら出ないことも。竿を水平から目線まで上げて誘い、ゆっくり下ろして、落とし込みの間は殺気が伝わらない程度に全集中。穂先がもたれるような当たりもあり、浅場フグは思っていた以上に繊細だった。

 私は「引っかける」イメージが先行し、思いっきり合わせてスカ。金子船長に「その合わせ方じゃ絶対釣れないよ。スーって竿上げて合わせるんだよ」と叱咤(しった)激励される。

 当たりはちょくちょく出ていて、エビ7匹をフグに食わせた。餌が余る人も多い中、当たりを出すことはできている。だが、一匹も釣れない。確認できる範囲内では誰よりも当たりがあったのに、肝心の勝負どころがさっぱり分からない。センスの問題である。

 残り時間も少なくなり「終わった」とつぶやいたところ、金子船長から「当たった!?」と恥ずかしい聞き間違い。

 意気消沈していると、8匹目のエビがかじられる感触が竿に伝わってきた。ここからが勝負!ついに教わった通り合わせることに成功。ただ、大物感はなく、淡々と巻き上げていく。誰も玉網を出すこともなく、ひっそりと桶に収まったのは拳2つ分くらいの小さなトラフグだった。盛り上がりに欠ける初フグである。

 500グラム程度の小ぶりなサイズ。1キロを超えるフグは白子もあるというが、私のは残念ながら遠く及ばず。それでもトラフグは釣り上げた後が最大の楽しみ。「もっと釣れる」という根拠のない自信はあるので、次は白子付きを狙い、豪華な食卓を堪能したい。

 ◇中山 紗希(なかやま・さき)1992年(平4)生まれ。都内の会計事務所に勤務する傍らバイクで釣行。日本百名山全山踏破にも挑戦しているアウトドアラー。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、川崎・中山丸=(電)044(233)2648。乗合は午前7時出船。料金は餌、氷付きで1万1000円。女性、高校生8800円。タチウオ、ショートLTマアジ乗合も出船中。

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