脂上最高のひとときを 極上寒イサギ39センチ

[ 2019年3月27日 15:29 ]

和歌山県日高町阿尾港「共栄丸」

39センチジャンボサイズのイサギを釣り上げた大阪府東大阪市の大山春義さん
Photo By スポニチ

 5~6月にかけて旬を迎えるイサギ。この時期は産卵を控え、荒食いするため数釣りが楽しめる。一方、まだ水温が低い2月から釣れ始める寒イサギは、数釣りこそ期待薄ながら、最高に脂が乗っていて美味しいため高級魚とされ、こちらを狙うファンも多い。アジ交じりで良型が釣れていると聞いたので早速、中紀へと車を走らせた。 (スポニチAPC・野長一則)

 快晴で風もなく絶好の釣り日和。17日の午前5時45分、和歌山県日高町の阿尾港から共栄丸で出港。東の空が薄く、オレンジ色に輝いている。約20分で潮岬沖のポイントに到着しイカリを降ろした。
  若船長・脇山雅人さんの「底まで45メートル。そこから5~10メートル上のタナで探って」の指示で一斉に釣り始める。“鉄仮面”の通称で呼ばれる、重り兼用のステンレス製マキエカゴにアミエビを詰め、3本バリのサビキ仕掛けを指定ダナに落とした。
  3分経ってアタリがなければ仕掛けを回収し、同じ作業を繰り返す。釣り人全員が協力し、マキエで魚を寄せる狙いだ。すると、コンコンとサオ先に小気味良いアタリがあり、まずは30センチ超の良型アジが上がってきた。

  周りでも順調にアジは上がるがイサギの姿は見られない。1人5~6匹を上げたところで、船長の「移動します」で潮岬の灯台が目の前に眺めるポイントへ。すると、すぐにサオ先をググーッと抑え込む強いアタリ。「これは」と直感し、追い食いさせるため5メートルほどゆっくりと巻くと、褐色の良型イサギがダブルで上がった。

  「ここのポイントはジャンボイサギが釣れるんや」と言っていた大阪府東大阪市の大山春義さんも39センチの大型を手にご満悦。ベテランの大阪市・森園義美さんは電動リールを使わず、「指先に伝わるアタリが楽しい」と手釣りで19匹を仕留め、見事サオ頭に。大阪市・山本初義さんは「数が釣れたら、母親が近所や友達に配るのに走り回っとるわ」と笑顔で話してくれた。

 「まだ水温が低く、日によってイサギ釣果にムラがあり、アジが中心になる日もある。これから水温が上がれば徐々にイサギの数釣りが期待できる」と船長。持ち帰ったイサギの刺身は脂が乗ってモチモチで、アジの塩焼きも高級感たっぷり。両方とも最高でした。

  問い合わせは共栄丸=和歌山県日高町阿尾464、(電)0738(64)2318。宿泊施設、無料休憩所あり。

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