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ひと足お先にイサキ 旬はこれからも40センチ級出た

[ 2019年3月27日 07:06 ]

鈴木さんに40センチ級のジャンボイサキ
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】キュンキュンと竿を絞りこむ。小気味良い引きが楽しいイサキが伊豆エリアで釣れている。少し早いが、これから旬を迎えるイサキを狙って、伊東・加納丸に釣行してきた。(芝 真也)

 狙う船が少なく、穴場的な東伊豆エリア。釣れてくるイサキは、体高があり、丸々太っている。食べては、脂が乗っておいしいのはもちろんだが、このエリアの魅力はなんと言っても40センチ超え1キロオーバーのジャンボイサキが狙えること。

 「水温がまだ低いので、ジャンボ級は交じる程度ですが、水温が上がってくるこれからは、数、型ともに期待できますよ」と加納丸・加納隆船長。

 仕掛けは、マダイやメジナなどゲストの期待が高いことから、ハリス3号×6メートルの2~3本バリと長めを使う。クッションゴムは1メートル。ビシはMサイズ80号。

 午前6時に川奈沖のポイントで「始めてください。24メートルです」の合図が出て釣りスタート。ビシを指示ダナより5メートル余分に落として、そこからコマセを振り出しながらタナに合わせる。

 コマセのオキアミはビシに半分から8分目「詰め過ぎは出が悪くなるので、ふんわりと入れてください」と船長はアドバイスしてくれた。すると1投目からキュンキュンとイサキの当たり。タナが浅いので、手巻きで小気味良い引きを楽しみ、30センチ級がダブルで釣れてきた。

 当日は、餌取りが多い場面もあり、コマセをビシにひとつまみ程度と少なくして、手返しのペースを早めに行った。付け餌が残ってくるような時は、じっくりと狙っていくとキュンキュン!メジナやウマヅラハギが交じりながら、イサキからのシグナルは訪れた。

 ポイントを伊東沖に移動して、タナ40メートルと少し深場のポイントを流していくと、左舷ミヨシから竿を出していた伊東市・鈴木和夫さん(55=自営業)が40センチ級のジャンボイサキをゲット。「このサイズが1匹釣れれば十分。大型が狙えることが東伊豆の魅力ですね」とにっこり。この後、ゲストのマダイもゲット。

 右舷ミヨシの横浜市・斉藤衛さん(54=会社員)はイサキとメジナをダブルでゲット。「イサキの型が良く、ゲストもおいしい魚。言うことなしです」とにっこり。

 東伊豆エリアのイサキ釣りは始まったばかり。水温の上昇してくるこれからは、イサキも活発になり、狙うタナも浅くなって釣りやすくなる。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。午前船は午前5時集合、午後船は同11時半集合。乗合料金1万2000円(コマセ、氷付き)女性、子供は1000円引き。1日乗船の場合は1000円割り引き。予約乗合。希望でマダイにも出船。

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