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優しく誘って大型マダイ 上越沖は“プレ乗っ込み”当たれば本命

[ 2019年3月25日 07:04 ]

自己最高の4キロのマダイを手にした倭文さん
Photo By スポニチ

 【新潟の釣り】 プレ乗っ込み突入か?ゆっくりと優しい誘いで食わせタイ。本乗っ込み目前の新潟県上越沖でマダイを狙った。  (スポニチAPC 菅野 順也)

 本格的な乗っ込みシーズンはもう少し先だが、大型の食いが目立ってきた上越沖。“プレ乗っ込み”の気配を感じつつ向かったのは、えびすや釣具店の謙信丸。

 午前6時、水深65メートルのポイントで兼玉武雄船長から「タナは45メートルで釣ってください。ビシカゴを5メートル分余計に下ろして、コマセをまきながら指示ダナまで上げてください」とのアナウンスで釣りを開始。まだ水温の低いこの時季は餌取りが少なく、当たればほぼ本命だ。しかし食い気より警戒心が先立つので、仕掛けの選択などには気を使いたい。

 開始から40分で1本の穂先が海面に突き刺さった。釣りはリハビリという塩谷郡・深田祐弘さん(65=自営業)は「昨年、心臓の大病を患ったので、沖に出て心身ともにリフレッシュします。ここの船長はいつも楽しく釣らせてくれるよ」と、船中一番乗りの3キロ級をキャッチ。

 深田さんと同行の、同・倭文(しとり)則夫さん(54=自営業)は「何度かマダイ釣りに来ているけど、一番大きいのが釣れたよ。引き込まれそうになって驚きました」と婚姻色の出始めた4キロが浮上。

 10時を回った中盤に兼玉船長が「反応が浮いてきたので、タナを5メートル上げてください」とアナウンス。チャンス到来とばかりに、仕掛けを打ち返して、3分後に誘いを入れた私の竿も曲がって2キロクラスを釣ることができた。

 同行した妻の悦子(47=美容師)の竿を持ち上げて誘いの手本を見せると、すぐに竿が入って2キロクラスをキャッチ。再び仕掛けを入れると同サイズがヒット。びっくりの2投連続で夫婦そろって大興奮。

 兼玉船長に今の時季にマダイを狙うコツを聞くと「活性はそれほど高くなっていないので、ゆっくりと優しい誘いをしてください。竿1本分上げて、ひと呼吸待ってから戻すのがお勧めです。日が差し込めば浮いてきて食い気が上がります。リールのカウンターだけではなく、糸を見ながらタナは正確に合わせてください」とのこと。

 当日のトップは4匹で釣れたマダイは大型ぞろい。本乗っ込みも例年以上に期待できそうだ。

 ▼当日使用のタックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング マダイ30―270、ハリ=同「真鯛王」12号、ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス」8号5メートル・5号5メートルの2段式。付け餌=マルキユー「まるとく真鯛」。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店=(電)025(543)8316。出船時間要確認。乗合料金は1万1000円(8時間便)。

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