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轟悠 18年ぶりの再演「イチからつくり上げ」増した存在感と説得力

「凱旋門」(7・9まで宝塚大劇場、7・27~9・2東京宝塚劇場)

「18年前を思い出すのではなく、イチから芝居をつくった」と明かす轟悠
Photo By スポニチ

 兵庫・宝塚大劇場で上演中のミュージカル「凱旋門」(7月9日まで。東京宝塚劇場は7月27日〜9月2日)。主演の専科スター轟悠が18年ぶりに同じ役で主演していることも大きな話題だ。

 轟は「最初に再演のお話を頂いた時は、驚きと喜びが入り交じった感じ」と照れながらも「以前のことを思い出して、という役作りではなくイチから雪組のみんなとつくり上げようと取り組みましたね。でも当時理解できなかった部分がすんなり入ってきたり。肩の力も随分抜けて取り組めている」と明かした。

 「トップスターは退団していく」というのが常識である宝塚で、18年ぶりに同じスターが同じ役を演じるのは画期的だが、轟の存在感はまったく違和感なくむしろ初演時より説得力がある。

 イングリッド・バーグマン主演の映画でも知られる作品は、ナチスの影におびえ、欧州各国からパリに逃げてきた人々の葛藤を描く重厚な作品。宝塚らしいキラキラ感はほとんどなく、初演時は「宝塚らしくない」と評されることもあった。轟も「私の耳にもそういう声は届いてました。ただ愛や友情、希望というテーマが流れているんだから、そういうことを私たちが表現できてないんだろうか?と自問自答していたのも事実」。

 しかし、この演技で轟は文化庁の「芸術祭賞演劇部門優秀賞」を受賞。轟らの努力は「賞」という形で報われた。初演時には「異色作」とも言われた作品。轟の深い男役芸で確実に宝塚ファンもとりこにしている。(土谷 美樹)

 ◆轟 悠(とどろき・ゆう)8月11日生まれ、熊本県出身。人吉市立第一中を経て1985年初舞台。月組に配属され88年に雪組に異動。翌年「ベルサイユのばら」新人公演初主演。「エリザベート」初演でのルキーニなど、中堅の頃から存在感たっぷりの演技で魅了し97年、雪組トップスターに。2002年に専科入りし翌年劇団理事に就任。身長1メートル68。愛称「イシサン」。

[ 2018年6月23日 13:28 ]

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