掛布雅之氏 江川卓との初対決“秘話”「いまだに江川が言うんですけど“野球の神様がいるんだったら…”」

[ 2023年3月3日 14:55 ]

掛布雅之氏
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 阪神OBの掛布雅之氏(67=野球解説者)が2日深夜放送のテレビ東京「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」(木曜深夜1・00)にゲスト出演。ライバルの巨人・江川卓との初対決を振り返った。

 江川氏との初対決について聞かれた掛布氏は「昭和54年ですよ。7月の7日、七夕です。覚えてます、覚えてます」と言い、「前日から掛布と江川の初対決っていうことでマスコミは凄いですから。で、後楽園ですよね、当時・練習終わってロッカー帰って試合用のユニホームに着替えると、ひざが震えているんですよ。打てるだろうか、打てるだろうかって。それでバットを握って素手の感覚を震えながら確認していた。怖いから、先発投手・江川のコールを聞きたくないんですよ。でもロッカーから出て、カクテル光線を浴びたらバーンって気持ちが切り替わりました。よし、やらなきゃだめだってね。怖さはなくなった」と回顧。

 そして、初回の打席では「1球見逃そうと思ったんですよ、どういうストレート投げてくるんだろうと。そうしたらカーブを投げてきたんですよ。ボール球です。この1球を見て、勝ったと思いました。(江川を)見下ろしましたよね」と言い、「いまだに江川が言うんですけど“野球の神様がいるんだったら、掛布に投げた初球のカーブを直球にしてもらいたい”って。それくらい引きずってます」と明かした。サンドウィッチマンの伊達みきおの「その第1打席はどうだったんですか?」には「ホームランです。2球もカーブだったんです。それで3ボール1ストライクになったんです。絶対にストレートだと思ったんです。またカーブで、スーッときたボールに対して、僕の体はカーブを3球見てますから、カーブを見た瞬間にタイミングつくってるんですよね。それでライトスタンドに」と説明し、その後は「三振かホームランかっていう勝負をしていた」と話した。

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