有働由美子 民放局の内定辞退のあいさつで強烈な一言「グサっと言われた」

[ 2023年3月3日 16:34 ]

有働由美子アナウンサー
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 フリーアナウンサー有働由美子(53)が3日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に生出演し、自身の就職活動を振り返った。

 来年春に卒業する大学生の就職活動が、1日に解禁されことを受け、就職活動にまつわる思い出をトーク。1991年にNHKに入局した有働アナは、「バブルのギリギリ最後だったから、マジで入れ食いでした。受けたらみんなOKもらうみたいな感じで」とぶっちゃけた。

 バブル経済崩壊前の売り手市場だったそうで、各企業はあの手この手で内定者を確保しようとしていたという。「“もし内定を受けて下されば、皆さんをステーキハウスにご案内いたします”みたいなのがあって、優秀で受かりがちな人はいくつも受かって、ハワイ旅行とか行ってましたもんね」とも明かした。

 有働アナは関西の民放局からも内定をもらったという。「そこが一番、お給料が高かったんですよ。テレビ局の中で。全国で見ても1位だったんじゃないかな?そこにしようと。バブル時代って“やっぱり銭でっせ”みたいな形だから、収入がいいみたいなのも、今と別の意味で収入というのにみんなが飛びついていて」。内々定式のような食事会にも招待され、「学生で行けるような感じじゃない」ようなステーキハウスでごちそうになったことも明かした。

 しかし有働アナはその後、民放に比べ動きが遅かったNHKからも内定を受けることに。どちらに行くか、両親の間でも意見が割れたという。「母親は“安定した企業に勤めてほしい。何でもいいから好きなことをやるなら。NHKがいいんじゃないか”と。私も海外支局がいっぱいあるから、NHKかなと思っていたんだけど、うちの父親が“そんなに年収が違うんなら民放がいいんじゃない?”と言って」。結局、選んだのはNHKだった。

 後日、民放局には内定辞退のあいさつへ行ったという。「断りに行った時に、“あんなにステーキも食べたのに”って一言グサっと言われた。でも私が“やってよ。ステーキ連れて行ってよ”じゃなくて、“やるから来て”と言われたから行ったのに、言われて」。さらに、同局が絡む映画の前売りチケットの販売ノルマが、既に有働アナに課されていたといい、売れ残りを返却しようとしたところ、売り切るよう求められたという。

 就職戦線はその後、バブル崩壊により、一気に氷河期時代へ。有働アナは「その後の失われた20、30年の時期に就職をされた皆さんには申し訳ないんですけど、ちょっとみんな、チョロいと思ってたと思う、社会を。学生さんにとってもね」と振り返っていた。

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2023年3月3日のニュース