エレベーターの割り込み告発した車いすギャル「こんなに個人攻撃に遭う世界なんだね」心ない声に「疲れた」

さしみちゃんインスタグラム（sashimi_channn）から

　NHKで放送されたバリアフリー・バラエティー「バリバラ」などに出演した“車いすギャル”として知られるインフルエンサー・さしみちゃんが、3日までに自身のツイッターを更新。エレベーターの割り込みを告発後、自身に寄せられた心ない声への思いを記した。

　先天性の骨の病気によって車いす生活を送るさしみちゃん。2月に「今日も今日とて抜かされた　エレベーターほんっと嫌い。これ昨日の映像じゃないからね。毎日毎日何度もこれなの」と、エレベーターに乗るために順番待ちをしていたのにも関わらず、あとからきた人に抜かされる様子を動画で投稿した。

　「公共交通機関のエレベーターは障害者などの弱者が優先利用対象」にも関わらず、並んでいるさしみちゃんを横目に割り込む人が多いという。「譲ってほしい」と声をかけても怒鳴られたり、嫌がらせをされたことがあることから「トラウマ」として「健常者VS障害者の対立構造をあれだけ嫌っている私が、これだけ荒い発信になってしまうほどエレベーター問題は深刻です」と呼びかけた。

　続けて「あと、私の容姿などに対する批判はもっとお門違いなのでお控えください」と、この件に全く関係のない容姿への批判が届いていることに苦言。さらに翌日も「公共交通機関では車椅子の人はエレベーターに優先的に乗らせてって言ったらこんなに個人攻撃に遭う世界なんだね。もういいや、疲れた」と吐露。「同情集めw」という心無いコメントには「同情でもいいから、これから障害を持って生まれてくる子供や、事故などで後天的に障害をおって生活する人たちが今よりもっと暮らしやすい世の中になるためであれば、同情集めと思われてもなんでもいいよ」と思いをつづった。