宮崎香蓮 ラジオ好きの個性発揮 出演舞台では「最も強い声」

[ 2023年3月3日 09:05 ]

舞台「マミィ!」の稽古場でほほ笑む宮崎香蓮
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 【牧 元一の孤人焦点】3日夜に開幕する舞台「マミィ!」(東京・亀戸文化センター カメリアホール)に出演する俳優の宮崎香蓮(29)がインタビューに応じ、「今までにやったことのない強い女性の役。強い私を見ていただけたら」と語った。

 彼女の個性が端的に分かるのが、昨年2月から「stand.fm」で配信している番組だ。今の時代、ファンらへの発信手段としてYouTubeやTikTokなどを利用する芸能人は少なくないが、音声媒体に自ら乗り出す人は珍しい。

 「メークをしなくていいし、体ひとつあればどこでも録音できます。手軽さ、身軽さが魅力でした。元々、ラジオが好きということもあります。自分がつらかった時期に深夜番組を聞いて救われたことがあったんです。たわいない話を聞いて大笑いして、難しく考え過ぎる自分が弾けた感じになって頭を切り替えることができました」

 約3年前からヒップホップユニット「Creepy Nuts」やお笑いコンビ「霜降り明星」らの「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)などを愛聴して来たという。

 自身の番組の配信は基本的に週1回。構成作家がいるわけではなく、話す内容を全て自分で決めなくてはいけない。

 「最初は恥ずかしくて、矛盾しているんですけど『聞かないで!』と思ってました。普段から話す内容のことで常にアンテナを張っている感じで、日々の気づきや思ったことを携帯電話にメモしてます。でも、私は考えごとが好きですし、ラジオの人たちはこういう作業をずっとしているんだなと考えると楽しいです。最初の頃は音のことを考えてクローゼットの中で録音してたんですけど、酸欠になってくるので、それは4、5回くらいでやめました」

 番組を成立させる一因として趣味の広さがあるだろう。カメラや読書のほか、アイドルグループ「私立恵比寿中学(愛称・エビ中)」のファンという一面を持つ。

 「エビ中さんは元メンバーの柏木ひなたちゃんをきっかけに好きになりました。『どしゃぶりリグレット』という曲があって、ひなたちゃんは当時まだ小学生くらいだったと思うんですけど、声が哀愁に満ちていて、歌がうまくて感動しました。舞台に立っている姿も好きです。SNSで勝手に応援していたら、ひなたちゃんからコメントが届いて、ソロコンサートに誘ってもらいました。楽屋でお会いしたんですけど、ひなたちゃんは年下ですし、私はファンなので、あまり近づきすぎない方がいいかなと思って、2人で遊んだりはしていないです。変わらず応援してます」

 音声番組を支えるのは、内容の面白さもさることながら声の魅力が大きい。彼女の声は少し高めでありながら、ほどよい落ち着きがあり、聴いていて心地よい。

 「声はずっとコンプレックスでした。年齢の割に高くて、『いい声だね』『うらやましい』と言われることもあるんですけど、ないものねだりで、ハスキーボイスにあこがれます。でも、これを武器にしなくちゃいけないという思いもあって、番組を聴いてくれた方々が、いいなと思ってくれたら、うれしいですし、自信にもなります」

 舞台「マミィ!」では、その声が重要なポイントになる。この作品は、祖母が倒れ、15年前に蒸発した父親が帰宅するところから始まるホームコメディー(田村孝裕氏作・演出。熊谷真実、佐藤B作、松金よね子らが出演)。演じるのは、実は問題を抱えながらも精力的に仕事をしている強気な娘の役だ。

 「これまでで最も強い声の出し方をしています。演出の田村さんに『会話の主導権を握ってほしい』と言われました。私はいつも上の方で話している感じですけど、この舞台では下の方で話している感じ、いつも怒っているような声の感じです。周りのみなさんに、強い声を引き出してもらいました」

 都内での上演は5日まで。16日から4月16日まで北海道、神奈川県、東北を巡回する。そして、11月には30歳の誕生日を迎える。

 「お芝居をずっと続けていきたいですし、番組で話すことの楽しさも知ったので、夢は大きく、いつかオールナイトニッポンをやってみたいです」

 明るく弾んだ声で胸の内を明かした。

 ◇宮崎 香蓮(みやざき・かれん)1993年(平5)11月20日、長崎県生まれの29歳。2006年、「第11回全日本国民的美少女コンテスト」演技部門賞を受賞。オスカープロモーション所属。昨年、テレビ朝日系のドラマ「遺留捜査」にレギュラー出演、同年公開の映画「KATACHI」に主演するなど活躍中。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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