青木理氏 教団の推薦確認書調査に否定的な岸田首相に「どういう形で結びついていたのか、きちんと調査を」

[ 2022年10月30日 14:16 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が30日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が28日の参院本会議で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が自民党の一部議員と交わした「推薦確認書」について、党として調査する考えがないことを明らかにしたことに言及した。

 岸田首相は、野党からの調査要求に対し「議員本人から説明すべきものだと考える」と述べた。これまでに自民党の山田賢司外務副大臣(衆院・兵庫7区)、消費者担当副大臣を兼務する大串正樹デジタル副大臣(衆院・比例近畿ブロック)らが「推薦確認書」に署名したことを認めている。

 青木氏は「今回の推薦確認書って事実上の政策協定なので、選挙で支援することを前提として署名しているか、受領しているんですね。なので、実体として、選挙の時はどうだったんですかっていうのをやらなくちゃいけない」と自身の見解を述べた。そのうえで「あらためて確認しておきたいのは、一般的な宗教団体だったらこういうのがあっても別に問題ではないんですけれども、反日性も含めた反社会性みたいなもののある団体とこういう形で結びついていたということをきちんと摘出しなくちゃいけない」と自身の見方を述べ、憲法改正やLGBTの人権問題を挙げ「この協定っていうのが自民党の政策と結構一致しているんじゃないですかと。それはもともと一致しているから旧統一教会が支援しているのか、あるいは旧統一教会の影響があったのではないかというあたりも含めて、きちんと解明していただかないと」とコメント。

 「どういう形で結びついていたのか、歴史的な問題も含めてきちんと腰を据えて岸田さんに調査をしてもらわないと納得できないというのが少なくとも僕の考えではあります」と話した。

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2022年10月30日のニュース