本村健太郎弁護士 元2世信者会見で児童虐待の可能性指摘「子供でも信仰を強制できない」

[ 2022年10月10日 15:34 ]

日本テレビ
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 弁護士の本村健太郎氏(55)が10日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、8日に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元2世信者の女性が開いた会見で訴えた内容について解説した。

 今も両親が熱心な信者というこの女性は、日本外国人特派員教会で行われた会見に出席。「生まれたころから自分の意思に関係なく礼拝参加や教義本訓読の強制、恋愛禁止などを教えられ、それらを破った場合、“地獄に落ちる”などと脅す教育を受けてきました」などと訴えた。他にも、幼少期から宗教行為を強制されたこと、両親の高額献金で貧しい生活を強いられて長くいじめ被害に遭っていたこと、アルバイトで貯めた約200万円を献金のために没収されたことなどを告白した。

 MCのフリーアナウンサー宮根誠司から「弁護士の立場からして、これが事実ならば児童虐待ですよね?」と尋ねられると、本村氏は「児童虐待として定義されている行為の中に、今回クローズアップされている宗教虐待も加えるべきだという議論も出ています」と説明した。

 さらに「こういう議論をすると常に、信教の自由があるからという口実、言い訳がよく出てくる」としたが、「たとえ信教の自由であっても、人の権利を侵害したりするような行為には、もはや信教の自由の保障は適用されない」と指摘。「たとえ親であっても、自分の子供であっても、特定の宗教の信仰を強制することはできない。子供の権利を侵害することになる。こういう行為は、まさに虐待行為にほかならない。違法な行為であると思われます」と、自らの見解を示した。

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2022年10月10日のニュース