バディ復活の寺脇康文、相棒コンサートに水谷豊と登場 地元大阪・堺市「母も来てます」

[ 2022年10月10日 05:00 ]

「相棒コンサート―響―2022」の大阪公演でファンをバックに写真撮影する水谷豊(左)、寺脇康文
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 テレビ朝日系人気ドラマ「相棒 season21」(12日スタート、水曜後9・00)の初回放送を前に、「相棒コンサート―響―2022」の大阪公演が9日、大阪・堺市内で開かれ、主役・杉下右京を演じる水谷豊(70)、亀山薫を演じる寺脇康文(60)が揃って特別出演した。

 真っ暗な舞台が明転すると、オーケストラの最後方に水谷が登場。トレードマークのコーヒーカップを片手に「杉下右京です。ノドが乾きました」とコーヒーを一気飲みした。そこへ寺脇が登場。「あれから元気でやってましたか?」との水谷の問いかけに「亀山薫です。元気、元気、大元気。DVDで相棒をずっと観てました」と笑わせ、「4階席、落ちないでね」などとハイテンションのまま。水谷も久々に見る“初代相棒”の姿に「君、変わりませんね」と目を細め、ガッチリ握手した。2000人のファンは2人に大きな拍手を送った。

 水谷、寺脇のタッグは14年ぶり。初代“相棒”の寺脇は今回5代目として特命係に復帰し“伝説の名コンビ”が復活する。08年に2代目相棒が誕生してからも「いつかは寺脇君と」と水谷の頭にはずっとあった。「5年で終わるかと思ってたのに、こんなに長く続くとは」と再結成がなかなか実現せず「今呼ばないと。もう我慢できない」と寺脇の復活を決めた。

 寺脇には、水谷自ら電話で復活をお願いしたという。「予想だにしてなかった。大丈夫ですかね。60ですよ。若造、できますかね」と寺脇も答えたそうだ。そこで水谷からトドメの一言。「僕らは運命なんですよ」。その言葉に寺脇も「泣きそうになった」と快諾したそうだ。

 ドラマ「相棒」を、オーケストラ・バンドの生演奏と、380話の映像を特別編集した名場面集で楽しむコンサート。21seasonすべてのオープニングテーマ曲が流された。水谷、寺脇とも今回が初参加。2人の出演が公表されると、チケットは即完売したそうだ。水谷は「噂に聞いてたけど、初めてです」とスケールの大きさに驚きの表情。一方の寺脇は「実は堺市出身」と明かした。卒業した金岡小は会場から西へ3・5キロのところにあり「母も来てます」と客席には母が駆けつけていた。コンサートには「感無量です」と語った。

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2022年10月10日のニュース