国葬の弔辞巡り問題発言 謹慎で“玉川節”が鳴りを潜める!?

[ 2022年10月10日 09:15 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 【芸能 覆面座談会】一気に秋模様となる中、落語家の六代目三遊亭円楽さん(享年72)、元プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の訃報が続き、列島は悲しみに包まれました。テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターを務める報道局社員の玉川徹氏(59)は10日間の出勤停止に。気になる話題をいつものメンバーが掘り下げます。

 リポーター 玉川氏が謹慎処分になった。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いが人気で、これまでも番組中に失言をして謝罪することはあったけど、今回は“アウト”になったね。

 本紙デスク 問題になったのは、菅義偉前首相が安倍晋三元首相の国葬で読んだ弔辞についての発言。「これこそが国葬の政治的意図。当然これ、電通が入ってますからね」と批判した。

 週刊誌記者 翌日に本人が「事実ではありませんでした」と謝罪したとはいえ、具体的な社名まで出した臆測での発言は、失言というレベルでは済まされなかった。国葬反対派の留飲を下げたいという狙いがあったんだろうけどさ。

 ワイドデスク テレ朝は「事実に基づかない発言を行い、その結果、番組および会社の信用を傷つけ、損害を与えた」として、玉川氏を10日間の出勤停止処分にした。

 リポーター 今回のことでコメンテーターとしての信用はガタ落ち。でも、局内にははなから番組を降板させようという雰囲気はなくて、玉川氏は謹慎期間が終わる19日に番組復帰する見通しだよ。

 本紙デスク 「モーニングショー」は同じ時間帯に情報番組が並ぶ中で、視聴率は常にトップ。それを支えているのが玉川氏だと言われている。局としてはしっかりと処分したことをアピールすることで、玉川氏が番組に戻りやすい環境を整えたんじゃないかな。

 ワイドデスク 玉川氏の発言は報道各社によくネットニュースとして速報されて、しかもよく読まれている。放送界でも唯一無二の存在だよ。

 週刊誌記者 元々強気な発言をすることが多いみたいだけど、それに面白さを感じた人が起用に踏み切ったみたい。玉川氏本人も、自分のキャラクターに人気があることを自覚しているようだよ。

 リポーター 番組にとっては、タレントをコメンテーターに据えるより、出演料のかからない社員の玉川氏を起用した方が安上がり。しかも“結果”まで伴うんだから使わない理由はないよね。

 本紙デスク だからこそ玉川氏個人だけでなく、番組や局の責任を問う声が上がっていた。番組チーフプロデューサーと報道局の情報番組センター長もけん責処分になったね。

 ワイドデスク 篠塚浩社長は定例会見で「本人は深く反省している」と話していた。これを機に舌鋒(ぜっぽう)鋭い“玉川節”は鳴りを潜めてしまうのか。復帰した回は注目だね。

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2022年10月10日のニュース