高橋杉雄氏 クリミア橋爆発の意味「プーチン大統領の誕生日以外の理由は考えられない」

[ 2022年10月10日 13:54 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 国際安全保障などに詳しい防衛研究所・防衛政策研究室長の高橋杉雄氏が10日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。ロシア本土と2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島を結ぶ物流の動脈クリミア橋で8日、トラックが爆発し、自動車道の一部が崩落したことに言及した。

 橋はクリミアだけでなく、ロシアが併合を宣言し戦闘が続くウクライナ南部2州への重要な補給路で、ロシアにとって大きな打撃。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はツイッターに「違法なものは全て壊されなければならない」と投稿。爆発にウクライナが関与したかどうかは明らかにしていない。

 高橋氏は「タイミング的には、特にクリミアを狙った攻勢をまだかけられている情勢でもなく、まだ戦場はドニプロ川の西側ですから、タイミング的にはおそらく軍事的というより政治的なものであったであろうということ。ただ、どういう方法で爆破したのかよく分からないというところはある」とし、MCの恵俊彰が「ウクライナは勢いづく?」と聞くと、「まさにクリミア併合の象徴であるということで言えば、心理的なプラス要素、上がる要素というのは凄くあると思います」とした。また、恵の「(プーチン氏の)誕生日に近いというのは意味があります?」には「おそらくそれ以外の理由は考えられないですからね、今やったというについて言えば」と答えていた。

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2022年10月10日のニュース