美輪明宏 昨年他界した瀬戸内寂聴さん「恐ろしい目をしてるもんだなと」「与謝野晶子じゃないけど」

[ 2022年10月10日 14:47 ]

美輪明宏
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 歌手・美輪明宏(87)が10日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年11月に他界した作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(享年99)との交流について語った。

 美輪は瀬戸内さんについて「“私絶対死なないような気がするのよ”、そうおっしゃってたの」と明かした。瀬戸内さんが新人で無名だった当時、雑誌のインタビュアーとして自宅を訪れた際に初めて出会ったとし、「びっくりしたのはね、何十年かたってねお会いした時にね、うちの模様を全部覚えてらしたの。壁紙の色、テーブルからね、ピアノからね、こうなってこうなってとか、入り口入ったらね、こう絵が飾ってあってね、まあ細かく覚えてる。まあ作家というのはね、恐ろしい目をしてるもんだなと思いましたよ」と振り返った。

 「一緒にいると不思議なことがいっぱい起こるのよ」とも話した。「本当に不思議だったのね。2人で本にしてありますけどね。本をお読みください。とにかくいろんなことがあって。本当に無邪気な方でね」としながらも、「だけどね、作品と対決してる時にはもう実に恐ろしい顔になるのね。きりっとして。ああ、これがプロだって思ったの。豪傑でしたよ。だから明治大正の与謝野晶子じゃないけどね、あの時代に生きてるような人だなって、そう思った」としみじみと語った。

 そうして生前の瀬戸内さんのVTRを見た後は、「あの方も本当に自由奔放な生き方なさって。さぞ大往生でいらしたでしょう」と話した。
 

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2022年10月10日のニュース