橋下徹氏 ノーベル平和賞に“注文”「西側から見て賛成するような団体ばっかりに…権威が落ちていく」

[ 2022年10月10日 10:52 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。7日に発表されたノーベル平和賞について言及した。

 ノルウェーのノーベル賞委員会は、2022年のノーベル平和賞を、ロシアによる2月の侵攻後、戦争犯罪の記録に取り組むウクライナの人権団体「市民自由センター」(CCL)、ロシアのプーチン大統領の強権体制に抵抗して人権活動を続け解散させられた団体「メモリアル」、ベラルーシで拘束中の人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏(60)の1個人2団体に授与すると発表した。

 橋下氏は「僕はこの平和賞、こういう形で授与されるということには賛成です。ただですねえ、古市(憲寿)さんも言っていたように、僕らが重きを置いている民主主義というものが、どちらかというと世界全体で少なくなってきている。マイノリティー…マイノリティーは言い過ぎか。少なくなってきている中で、完全にノーベル平和賞は政治化していますから、僕は賛成するけれども、でも世界全体で見た時の権威っていうことは、落ちていきますよね」とコメント。

 「もし、権威を高めるんだったら西側諸国がやった紛争、イラク戦争なんかについて、証拠がないんだと暴いていたような団体にも平和賞を贈るとかしないと、西側の方から見て賛成するような団体ばっかりに与えるということでは権威が落ちていくのかなと思いますね。だから西側が嫌がる、反体制のグループっていうのは、西側の中にもあるわけだから、そういうところにしっかり平等に賞を与えられるかどうかってところだと思います」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2022年10月10日のニュース