「笑点」 円楽さんの後を継ぐのは誰か 若返り?本命は…

[ 2022年10月10日 09:00 ]

落語家の三遊亭円楽さん
Photo By スポニチ

 【芸能 覆面座談会】一気に秋模様となる中、落語家の六代目三遊亭円楽さん(享年72)、元プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の訃報が続き、列島は悲しみに包まれました。テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターを務める報道局社員の玉川徹氏(59)は10日間の出勤停止に。気になる話題をいつものメンバーが掘り下げます。

 週刊誌記者 日本テレビ「笑点」の大喜利でおなじみの円楽さんが肺がんで亡くなった。近年は病気との闘いだったけど、まだ72歳。早すぎるね。

 本紙デスク 1月に脳梗塞を発症し、8月に国立演芸場で高座復帰。「みっともなくてもいいから、死ぬまでやります」と宣言したばかりだった。

 リポーター 笑点の円楽さんの後任選びは急務だね。

 ワイドデスク 現在のレギュラーメンバーは、司会の春風亭昇太のほか、林家木久扇、三遊亭好楽、三遊亭小遊三、林家たい平、桂宮治。落語協会(落協)所属が木久扇とたい平の2人、落語芸術協会(芸協)が小遊三と昇太、宮治の3人、五代目円楽一門会は円楽さんが抜けて好楽だけになる。このバランスを考える必要がある。

 本紙デスク すでに3人の芸協から新加入する可能性は低いだろう。落協の人気落語家と言えば、春風亭一之輔。今年1月に宮治が加入した際も“本命”と言われた。視聴者から新レギュラーに推す声もあるが、本人にその気があるかどうか。実力派の44歳で、若返りを図る番組としてはピッタリの存在だが。

 週刊誌記者 若返りといえば、33歳の柳亭小痴楽にも注目だ。所属は芸協だが、宮治や講談師の神田伯山とともに二つ目の落語家によるユニット「成金」としても活動していたこともあり、若者から人気も高い。

 リポーター 期待するのは女流落語家のレギュラー入り。9月4日に円楽さんの代役で笑点に出演した落協の蝶花楼桃花には期待できる。

 ワイドデスク 円楽一門会で後を継ぐとすれば、好楽の息子の王楽か。桃花も活躍しているBS日テレ「笑点 特大号」の若手大喜利の出演メンバーを昇格させる可能性もある。一門会では三遊亭楽大、とむらがいる。

 本紙デスク 東京の落語にはもう一つ、立川談志さんが設立した落語立川流がある。元々笑点は談志さんきっかけで始まった番組。初代司会者の談志さんが66~69年に出演して以降は、長らくレギュラーメンバーは出ていなかった。

 週刊誌記者 立川流には志の輔、談春、志らくら人気者がたくさんいる。笑点のレギュラーに起用するなら、志の輔の弟子である晴の輔では。19年に笑点で円楽さんの代役を務めて、50年ぶりに立川流が登場したと話題になった。若手大喜利で活躍してきた一人だけに、ここは立川流の復活に期待したい。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月10日のニュース