有田哲平 今後コンビでネタ披露の可能性は「ダウンタウンさんがやって…」 トラウマ級に辛かった過去

[ 2022年7月12日 12:16 ]

「くりぃむしちゅー」の有田哲平
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 お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平(51)が11日放送のTBS「賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~」に出演。コンビで今後ネタをやるかについて語った。

 「特別企画・解体新笑」としてお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」徳井健太と対談。「しゃべくり007での立ち位置」についてトークが展開する中、有田は「これホント、ソウドリというね、しっかりとしたネタ番組の中で言うのは申し訳けないけど、野面(のづら)で出てって盛り上げた時っていうのが一番充実感はあるかもね」とフリートークでウケた時が手応えを感じるという。

 「もうネタは俺ら10年ぐらいやってないけど、やる以上はもう盛り上げなきゃいけないっていうか、こうやったらこうくるかみたいな計算があるけども。今コロナでやってないけど、例えば上田とやってる月1のトークライブとかも2時間半ぐらいただ野面で何も打ち合わせせずに出てしゃべったりとか。もちろんシーンってなる時もありますよ。でも、それで最終的にどっかが盛り上がってウワーっと拍手が出た時は、うわ、俺天才だわ!って思っちゃう」とジョークを飛ばして笑いを誘った。

 徳井は「そうなってくると、やっぱりよく言われると思うんですけど…ネタやらないんですかって」と聞くと、「ダウンタウンさんがやったでしょ?だからあれのおかげというか。いろんな所で言われるのよ、くりぃむさんもそろそろどうですかって」。今年4月に、吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」で、ダウンタウンが31年ぶりに漫才を披露したことをきっかけに、各所で久しぶりのネタ披露を打診されることが増えたという。

 「くりぃむしちゅー」にコンビ名を変えた直後の当時を振り返り「事務所の人に今こそネタだろ、お前らって言われて。僕らの師匠であるコント山口君と竹田君さんもネタをやりなさいって。もう劇場を2カ月に1回、バーっと2年分ぐらい押さえててね。さすがに1年に1回でも俺たちもドキドキしてやってたのに、2カ月はちょっとしんどいと。しかも仕事も入ってたし」と渋っていたという。

 だが周囲からは「別にネタに限らなくていいと。フリートークでもよし、遊んでもいいと。とにかくライブというのはちゃんとやりなさいって言われて」とステージに立つようすすめられたといい、「わかりましたって言って、2人でやってんだけど。やっぱり俺も上田も結局根がけっこう真面目だったり、ちょっと不安もあるんだろうね。なんとなくの野面で出て行くことができなかったのね、怖くて。だから一応ネタあった方がいいよねってネタを作る。企画もやるけど、保険でネタもやるって感じで。結局やっぱりネタを中心に作ってるわけよね」と振り返った。

 「そうすると本当に頭おかしくなっちゃって。忙しいでしょ。ネタ考えなきゃいけない、構成考えなきゃいけない。そうなると相方ともネタの対立が凄いわけよ。いつもだったら穏やかにできるけど、忙しくて眠いから。そんなんでも乗り切ってなんとか2年くらいやって、来年は大丈夫ですかって言ったら、一旦なくなったのよ。そこでやっとネタしなくてよくなる!って思って」と地獄のような産みの苦しみを味わったという。

 「あれがトラウマで。子供が嫌いなにんじん食わされるみたいな。ネタはピーマンみたいなもん。もういい!ってなってるから。稽古場に行って、打ちっぱなしの寒い稽古場で2人っきりだと喧嘩になるから、第三者の人を入れてさ」とネタ作りがトラウマになってしまったといい、「俺ら基本台本がなくて、漫才とか会話しながら作っていって、今のいいねって箇条書きにしてメモみたいな感じにしてたんだけど、でもこれが良くないのかななんて言って。ネタでも台本を考えていこうかって。それで台本をちゃんと上田がパソコンで書いてきてくれたりしたんだけど。でもピリピリしてるから、やっぱ口頭で作ろうかとか言っちゃったり」と多忙な生活の中でのネタ作りは喧嘩も絶えず、トラウマレベルのキツさだった様子。

 若手時代に過酷なネタ作りを経験しただけに「今から上田と集まってネタ合わせしようって言ったら、ワクワクする気持ちも半分ぐらいはあるけどね。半分ぐらいはなんかまたモメんのかなとか、そんなのもうこりごりって思う部分もある」と苦笑していた。

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