橋下徹氏「宗教団体のトラブルの話は分けて考えないと」安倍晋三元首相の銃撃事件についてコメント

[ 2022年7月12日 16:42 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が12日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後3・55)に生出演。安倍晋三元首相(享年67)が8日に奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した事件についてコメントした。

 捜査関係者によると、この事件で逮捕された奈良市の無職、山上徹也容疑者は「母親が宗教団体にのめり込み破産した。安倍氏が団体とつながっていると思い狙った。当初は団体幹部を襲撃しようとした」という趣旨の話をしている。

 この宗教団体は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)で、山上容疑者の母親が教会員だったことを認めている。

 橋下氏は「宗教団体とのトラブルがあったとしても当たり前ですけど、それが宗教団体の幹部を殺していいという話にならないし、ましてや安倍さんを成敗する話にはなりません。当たり前ですけど」と恨みを抱いていたといえ、殺害が正当化されるものではないとした。

 その上で「宗教団体のトラブルの話は分けて考えないと。犯人の動機としては怨恨、恨みだったと。これはダメですよ。宗教団体のトラブルの話はきちっとメディアで取り上げるなら、別で取り上げてしっかりと追究していけばいい」と宗教団体をめぐる献金トラブルは今回の事件とは別で追究すべきとした。

 また、「ただ1つね、気になった」と指摘したのが「政治家と宗教団体、政治活動と宗教団体」として実体験を元に振り返った。

 「僕は2008年大阪府知事に立候補した時、自民党から応援を受けていました。自民党の当時、大阪の国会議員などから宗教団体いくつも回らされましたね。政治活動の一環として、支援者を獲得するためにそういう関係があるのは間違いないんですが、トラブルがあった団体でしょ」と過去に旧統一教会がトラブルを起こしていたことを指摘し「安倍さんはどこにどういうメッセージを出してとか、そんなの政治家は分かりません、だいたい秘書がさばいてくれる。事務局秘書がもうちょっと上手くさばけなかったのか」とも語った。

続きを表示

2022年7月12日のニュース