橋下徹氏「安倍首相は辞めるべき」発言直後に安倍晋三元首相から電話　人柄称え追悼

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（53）が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、この日行われる葬儀に合わせて多くの人が献花に訪れたことについて「安倍さんの人柄」と故人を悼んだ。

　安倍元首相の葬儀会場である増上寺（東京都港区）に設けられた献花台には、この日午前中から白い花束を手にした人々が長い列を作った。これについて橋下氏は「安倍さんの人柄だと思います」と吐露。「政治家ですから、政治姿勢とか考え方に賛否あると思いますが…これだけ多くの人が安倍さんを偲んでいる」とコメントした。

　続けて、安倍元首相との思い出を回顧。橋下氏が出演する同局BSプライムニュースで「桜を見る会」とテーマに扱った放送回で、橋下氏は安倍元首相について「政治家を辞めるべき」と発言したという。「直後、安倍さんから電話をいただいて。“橋下さん、私は辞めないけれど、橋下さんはコメンテーターだから、意見としては言うべきだと。私は私の考えで辞めないけれど、そのことでお互いに考えを述べ合うことが政治をよくするからね”と。そのようなことをずっと、いろんな方にされていると思うんですよ」と振り返り「僕は、とてもじゃないけど安倍さんのようなことはできない。そういうことが、こういうふうにみんなに思われることにつながっている」と口にした。