尾上菊之助「ぜひ推しを見つけて」 「六月博多座大歌舞伎」上演中

[ 2022年6月8日 09:20 ]

見どころを語った尾上菊之助
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 福岡市の博多座で「六月博多座大歌舞伎」が3日から上演中だ。主演を務める尾上菊之助がスポニチに見どころを語った。

 「12カ月やってくれないかな?と思うぐらい博多に居続けたい気持ちはありますね」と話す大好きな博多座での公演。昼の部の「鷺娘(さぎむすめ)」は女形の代表的な演目だ。「美しさをご覧いただいて、ドラマチックな舞踊をお楽しみいただければ」と話した。日本舞踊で女形の動きを研究しているという。「演じる方としては見た目だけでなく、娘の心を描き出すことを大切にしています」と語った。

 夜の部の「魚屋宗五郎」は江戸世話物の代表作。昔の浮世絵などを鑑賞して参考にしている。「現代に生きている人間が江戸時代を演じるのって、けっこう難しいんですよね」と試行錯誤したという。

 今回の六月博多座大歌舞伎では父の7代目尾上菊五郎のほか、若手ら幅広い面々が出演する。菊之助は「一座の化学反応が歌舞伎のいいところです。ぜひ博多の方には推しを見つけていただきたいと思います」と呼びかけた。

 公演は23日まで。詳しくは博多座電話予約センター(電)092(263)5555まで。

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