ボクシング通・関根勤 強すぎる井上尚弥は「もうバンタム級に相手がいない」

[ 2022年6月8日 05:00 ]

ポーズをとる関根勤と柳原可奈子(撮影・郡司 修)
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 日本人初の3団体統一王者となった井上尚弥の闘いを、大のボクシングファンのタレント関根勤(68)が称えた。8月27・28日に柳原可奈子(36)とともに予定しているトークライブ「酷白(こくはく)9」(東京・イイノホール)の会見を7日に行い、スポニチ本紙の取材に答えた。

 試合前に「5回以内に決めてほしいね」と期待を込めて予想していたが、それを見事に果たすどころか、2回1分24秒でTKO勝ち。テレビで見届けた関根は「井上選手が勝つと思っていましたが、予想以上の圧勝に驚きました。次のステージに期待したいです」と祝福した。

 昨年12月に行われた井上―アラン・ディパエン戦。テレビ中継にゲスト出演し、近くで戦いを見て驚いた。「パンチ力が本当に凄い。相手のボディーにパンチが当たる音がほかの選手と全然違う。怖いぐらいだった」。井上はドネア戦でも力強いパンチを繰り出し、反撃する隙をほとんど与えなかった。

 バンタム級3団体の統一王者となったことで“最強のファイター”への期待も高まる。関根は「パウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級通じた最強ランキング)で1位を目指してください」とエールを送る。

 米スポーツ専門局ESPNのPFPで、既に井上は2位。今回の勝利で1位になる可能性も出ており、関根の願望も現実味を帯びている。

 その先に見えるのは日本人初の5階級王者だ。関根は「もうバンタム級には相手がいないですよね。スーパーバンタム級に行っていただきたい。新たな階級にはまた世界の天才たちがウヨウヨいるので、それをまた倒して、できればその上のフェザー級まで行っていただきたい」と期待した。

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2022年6月8日のニュース