「トップガン」音速級ヒット 4つの秘密 コロナ以降の洋画最速 興収30億円超

[ 2022年6月8日 05:00 ]

トム・クルーズ
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 米俳優トム・クルーズ(59)主演の映画「トップガン マーヴェリック」が6日に観客動員199万8540人、興行収入30億6099万5520円を記録したことが7日、分かった。新型コロナウイルスの感染が始まった2020年以降、洋画では最速の11日で30億円を突破。86年公開の前作の興収約70億円超えも見えてきた。大ヒットの要因を、スポニチ本紙が独自に分析する。

 (1)36年ぶりへの期待感 コロナの影響で公開が4度延期され、期待感をあおった。作品は前作の映像も巧みに挿入。興行関係者は「前作公開当時、青春を過ごした50~60代が中心で、この世代のリピーターがここまで多いのは珍しい」と話す。

 (2)ド迫力の映像 CG、スタントなしの迫力やスピードを体感するために大スクリーン、音響など特殊フォーマットでの観客動員が好調。実際、IMAXシアターは前週比108%と数字が伸びた。

 (3)来日キャンペーン 公開直前にトムが3年10カ月ぶりに来日。コロナ後では初となるハリウッドスターによるプロモーションの効果は絶大だった。

 (4)ライバルの存在 前作でトムのライバル、アイスマンを演じたヴァル・キルマー(62)も出演。咽頭がんの手術でオファーを固辞したが、トムが説得。時を超えた友情にファンは感激している。

 ≪ウマ娘とコラボ≫日本では若年層への浸透を図るため、人気ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」とコラボ。10日からは入場者プレゼントとして、表面に作品のポスター画像、裏面に同じ構図でトムに代わってゲームに登場するウマ娘「マヤノトップガン」を配したカードを配布する。1回の観賞につき1人1枚で、計30万枚の配布を予定している。

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2022年6月8日のニュース