日向坂46・潮紗理菜 初主演舞台「フラガール」14日開幕、ソロ活動に不安も「何か吸収したい」

[ 2022年5月7日 05:30 ]

フラダンスを披露する潮紗理菜(撮影・郡司 修)
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 日向坂46の潮紗理菜(24)が初主演舞台「フラガール ―dance for smile―」(14~23日、東京・新国立劇場中劇場)の本番に向けて意気込みを語った。

 2006年公開の大ヒット映画の舞台版。19、21年に上演され、2度目の再演となる。潮にとって今作は、初めてグループを離れてのソロ活動。「正直心細いけど、日向坂は安心して帰れる場所。大切なメンバーのために、ここで何か吸収したい」と力を込めた。

 クラシックバレエの経験もあり、グループではソロダンスを任されることも多い実力派。普段はレッスンがあったその日のうちに振り付けを覚えるようにしている。しかし、今回は自身初挑戦となるフラダンス。経験したことがない動きに、基礎から振り付けを覚えるまでに「4日かかりました」と苦労を明かした。

 さらに、福島弁にも初挑戦。普段は可愛らしく柔らかなしゃべり方が人気だが「気が付いたらお稽古の時だけ声が低い。ファンの人はビックリしちゃうかも」と笑った。

 グループでは3月30、31日に念願の東京ドーム公演を成功させた。次なる目標として「個々の魅力を強めて、より最強の日向坂に」と掲げた中で、今作が初のソロ活動となり「単独での舞台主演は私が初めて。次につなげたい」と、この経験をグループ活動に還元していくつもりだ。

 幼少期はインドネシアで育った。バリ島の伝統舞踊であるレゴンダンスと、今作で挑むフラダンス、そして日向坂での活動には共通点があると話す。

 「踊りは言葉がなくても幸せを伝えられる世界共通のもの。照明や衣装の輝きに負けず、見てくれる人に光を与えたい」

 今後、日向坂にとっての「“ガムランボール”になりたい!」と語る。「ガムランボール」とは、邪気を払い幸運を呼び込むと言われるインドネシアのお守り。「日向坂の活動でも舞台でも、いろんな人の心に明かりをともしたい」。屈託のないハッピーオーラを舞台上から届け、グループに続いてソロでも存在感を高めていく。(小田切 葉月)

 ◇潮 紗理菜(うしお・さりな)1997年(平9)12月26日生まれ、神奈川県出身の24歳。2016年5月に、改名前の「けやき坂46」(ひらがなけやき)に1期生として加入。愛称は「なっちょ」「サリマカシー」など。全く眠れないインドネシアの子守歌が歌える。1メートル58、血液型O。

 《ソロで活躍のメンバー他にも》日向坂にはソロで活躍するメンバーも多い。影山優佳(20)はサッカー経験者で、海外サッカーにも精通。元日本代表DF内田篤人氏らをうならせるほどの知識量で、多くの大会アンバサダーなどに起用。キャプテンの佐々木久美(26)はテレビ東京「日向坂で会いましょう」を除き、昨年の地上波番組への出演が約110回。他にも東村芽依(23)はTBS「SASUKE」などのスポーツバラエティー、宮田愛萌(24)は文筆活動、丹生明里(21)はゲーム番組などでおのおのの個性を発揮している。

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