渡辺裕之さんのバンド仲間もショック「何かの間違いかと」、3月にライブしたばかりなのに

[ 2022年5月7日 05:30 ]

渡辺裕之さん訃報から一夜

渡辺裕之さんとグレース・マーヤ。ライブ会場で(マーヤ提供)
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 ドラムスとしても活動した渡辺さんとジャズバンドを組んでいたボーカルでピアニストのグレース・マーヤ(年齢非公表)は6日、スポニチ本紙の取材に「ネットニュースで(訃報を)知って何かの間違いかと思った。信じられない」と悲痛な思いを明かした。

 渡辺さんの最後のライブとなった3月5日の神奈川県逗子市の音楽イベントには「渡辺裕之トリオ」の一員として出演。「(渡辺さんは)2年ぶりのライブだったので凄く緊張していました。とても真面目な人なので、十分すぎるほど練習をしていました」と振り返った。2週間ほど前にはLINEで「今年は音楽もっとやろうね」とメッセージが届いたという。

 ボーカルを探していた渡辺さんと十数年前、知人の紹介で知り合いバンドを結成した。コロナ禍以前は年に3回ほどライブを開催し、渡辺さん一家と食事をしたこともある。「天国で(渡辺さんの師匠の)日野元彦さんとジャムって(即興演奏して)いてほしい」としのんだ。

 渡辺裕之トリオのベーシスト、須川崇志はツイッターで「3月にかなり久々にライブで共演したばかりだったので、言葉がないです」と冥福を祈った。

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