LiLiCo 亡き母と“日本”を感じるあの歌手と初デュエット「天国のお母さんに届くんじゃ」

[ 2022年5月7日 17:32 ]

LiLiCo
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 映画コメンテーターでタレントのLiLiCo(51)が、7日放送のフジテレビ系「SOUL SONG SHOW~今届けたい魂の熱唱」(後4・30)に出演し、憧れの歌手との初デュエットを果たした。

 スウェーデン人の父と日本人の母との間に生まれたLiLiCoは、スウェーデンで育ち、18歳で来日。当初は歌手を目指していた。念願の歌手デビューを果たしたが、結果は鳴かず飛ばずだった。「CDを出しても…というか、カセットテープの時代ですけど(笑い)。出しても全然、200位以内のオリコンにも入っていない。今となれば廃盤」。今や映画コメンテーターとして知らない人はいない存在だが、「でもやっぱり一番最初は歌だったから、歌をまじめにやりたい。しかも1986年から夢見ていることがありまして、それを叶えたいです」と思いを口にした。

 LiLiCoの憧れの歌手とは、松崎しげる。松崎には、幼い自分の目に映った母の思い出と重なるという。「(母の)土曜日の朝8時から、必ず毎週アイロンがけをしてたんです。大音量でお母さんが曲をかけてたんですね。それが『愛のメモリー』なんです」。日本語が理解できなかったLiLiCoにとって、「松崎さんのあの歌が日本だったんですよ」といい、「松崎さんの歌を聴いて、日本の雰囲気に浸って、お母さんは幸せになってたと思うんです」と推測した。

 その母は10年前に死去した。「娘と母の亀裂があって、なかなか深い話ができなくて、もっとお母さんの話を聞けばよかったと後悔しているんです」と本音を漏らした。「アイロンをかけていた母は、あの時間だけ日本の歌をかけて、日本のことを思いながら落ち着ける時間だったんです」と振り返り、「松崎さんと歌えたら、天国にいるお母さんに届くんじゃないかな。お母さんに聴いてほしい」と願った。

 番組で披露したのは、「愛のメモリー」…ではなく、スウェーデンでは知らない人はいないという歌謡曲「これを愛と呼ぶのか」。LiLiCo自ら作詞に挑戦し、松崎とソウルフルに歌いきった。「どうしよう!夢じゃない!」と自分のほおをはたくLiLiCoに、松崎は「LiLiCoの熱を感じたよ。何をやってもガツンといくじゃないですか?それが好きだね」と称賛の声を送った。

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2022年5月7日のニュース