原日出子「静かに家族で過ごしたい」、渡辺裕之さん急死発表から一夜　深い悲しみも気丈対応　来週葬儀へ

渡辺裕之さんと妻の原日出子

　俳優の渡辺裕之さんが、3日に66歳で急死したことが発表されてから一夜明けた6日、渡辺さんの遺体が神奈川県内の自宅から別の安置場所に移送された。妻で女優の原日出子（62）の所属事務所が明らかにした。原は、来週営まれる予定の葬儀までは「できるだけ静かに家族で過ごしたい」という意向を周囲に伝えている。

　5日に訃報が発表された際、同事務所は原の様子を「呆然（ぼうぜん）自失としている」としていた。現在も大きな悲しみの中にいるのは変わらないが、関係者には気丈に接している。同事務所はこの日「葬儀が終わりましたら、原日出子から弊社サイト上で報告させていただきます」とした。

　1993年に結婚した2人は、芸能界を代表するおしどり夫婦として知られた。原は前夫との間に長女がおり、渡辺さんとの再婚後に長男と次女をもうけた。01年には理想の夫婦を表彰する「パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選出。近年も仲むつまじい姿は変わらず、今年の正月には2人で初詣に行ったことを渡辺さんがインスタグラムで報告。今年1月公開の映画「ポプラン」で夫婦共演を果たしたばかりだった。

　テレビ関係者によると、渡辺さんは2017年に一度、レギュラー番組が終わった時に気落ちして以降、精神的な不安を周囲に訴えるようになったという。関係者は「ここ1カ月は不安な思いを漏らすこともあった」と語る。だが仕事についての意欲は衰えていなかっただけに、関係者は「原さんも信じられないという思いが強い」と話している。

　原の仕事復帰について、別の関係者は「まだそんなことを考えられるような状況じゃない。葬儀が終わってから考えていくのではないでしょうか」と話している。

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