錦鯉・長谷川 相方・渡辺隆に感謝の熱唱も…渡辺から「もういいよ!」ツッコミのワケ

[ 2022年5月7日 18:24 ]

錦鯉の長谷川雅紀(左)と渡辺隆
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 昨年のM-1グランプリを制したお笑いコンビ「錦鯉」の長谷川雅紀(50)が、7日放送のフジテレビ系「SOUL SONG SHOW~今届けたい魂の熱唱」(後4・30)に出演し、相方の渡辺隆(44)に感謝の熱唱を送った。

 12年に渡辺から声を掛けられてコンビを結成した。長谷川は当時を振り返り、「組む前までは惰性で芸人を続けていたみたいな部分がちょっとあって。当然のごとく、そこまで頑張ってないので、周りの後輩とか同期とかが売れていくというか、追い抜かれていくんですよね。追い抜かれても、そこで悔しいとか熱い思いも、なくなりかけてきちゃってて」。アルバイトやギャンブルを繰り返す自堕落な日々から、再び目標を持たせ、救ってくれたのが、渡辺だった。

 芸人引退もちらついたこともあったが、コンビを組んでからは「錦鯉を組んでからはやめようと1度も思わなかったですね」という。渡辺と組んだことで、少しずつ事態は好転。「決して最初のころなんてお仕事があったわけじゃないですけど、楽しかったというのもあるし、手応えというか、今までよりは少し可能性を感じ始めることができた。感謝の気持ちがありましたね、渡辺隆には」と本音を明かした。

 史上最年長でのM-1優勝が決まった瞬間、渡辺とステージ上で固い抱擁をかわした。「M-1で優勝した時に、耳元で『ありがとう』って言ってくれた。その言葉で涙が止まらなくなっちゃった。耳元でそんなこと言うから」。そう言いつつも、「それに対して、僕は言ってないかもしれないですね」とも振り返った。そのため、番組を通じて感謝の歌を送ろうと決意したという。

 長谷川が選んだのは、尾崎豊の「僕が僕であるために」だった。「人生に迷っている時期があって、その時に聴いていた曲で、『僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない』という、その歌詞にぐっときた。人生でずっと負け続けてきたんですよね。そんな時に渡辺隆に出会って、誘われてコンビを組んで、M-1で初めて“勝つ”ということを人生で初めて経験させてもらって。勝ち続けなきゃいけないんだって。錦鯉というコンビは…」。延々と終わらないスピーチに、業を煮やした渡辺は「話、長すぎないですか?」とツッコミ。スタジオに笑いが起きた。

 長谷川は思いのたけを込めて熱唱し、途中で涙声になる場面もあった。感動の大団円かと思いきや、いつまでもサビのリフレイン(繰り返し)が終わらない。すると渡辺はステージに上がり、「もういいよ!どんだけ待ち続けるんだよ!」と、長谷川の後頭部にパシリと一撃。「正面から泣き顔を見たことがなかったんで、泣いた顔が後頭部とすごく似てたなと。しわの感じとか、(顔は)どっちだっけな?って」と笑わせていた。

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2022年5月7日のニュース