渡辺名人 斎藤八段との名人戦第3局始まる 1日目午前から急展開 斎藤が角を打ち込み、馬を作る

[ 2022年5月7日 12:48 ]

名人戦第3局に臨んだ渡辺明名人(右)と斎藤慎太郎八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の渡辺明名人(38)=棋王との2冠=が斎藤慎太郎八段(29)の挑戦を受ける第80期名人戦第3局は7日、福岡市で渡辺の先手で1日目が始まり、戦型は角換わりになった。正午の昼食休憩までに39手進み、持ち時間9時間のうち渡辺が30分、斎藤は2時間7分使った。

 渡辺が2連勝で迎え、19手目に突き出した飛先の歩が風雲急を告げた。交換した歩を回収するために飛車を浮くことで自陣にスキができる。この指し手を境に1日目午前中から展開が激しくなり、34手目、斎藤が渡辺陣に角を打ち込んで馬を作った。

 昼食メニューは渡辺が「佐賀牛ハンバーグステーキ(ライス)」、斎藤が「にぎり寿司盛り合わせ」で午後1時、対局を再開する。

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2022年5月7日のニュース