プーチン氏の“一番の誤算”「数日で政権を倒す想定…全く出口のないものに足を踏み入れた」専門家が指摘

[ 2022年3月9日 12:21 ]

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 国際安全保障が専門の慶大・鶴岡路人准教授が9日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)にリモート出演。ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。

 鶴岡氏は「ロシアが勝ってしまっても国際社会の制裁はまったく弱くならないわけですよね。ですから、ウクライナとしては抵抗を続ける中でロシアが徐々に不利な状態になるように持っていくと。それが中長期的に、プーチン体制が倒れるという所まで行くしかないという事だと思います」との見方を示し、「ロシア側からすれば、全く出口のないものに足を踏み入れてしまったという事だと思います」と語った。

 MCの加藤浩次から「それってプーチン大統領の誤算と考えた時に、短期で終わると思ってたのが長期化してるってことが一番の誤算って考えられますか?」と問われると、鶴岡氏は「まさにそうです。数日でゼレンスキー政権を倒して降伏文書みたいな形で条件を全てのませると、そういう想定だったと思うんですね。ただウクライナ軍の抵抗が想定よりもかなり強いという事でこういう事態になってしまっている」と自身の見解を述べた。

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2022年3月9日のニュース