若狭勝弁護士 SNS誹謗中傷対策強化“侮辱罪”厳罰化に「時代に沿った形だと思う」

[ 2022年3月9日 13:58 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が9日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)にリモート出演。インターネット上の誹謗中傷対策で「侮辱罪」を厳罰化する案を閣議決定したことについて言及した。

 政府は両案の今国会成立を目指す。番組では、侮辱罪の法定刑は、これまでは、30日未満の拘留または1万円未満の科料、公訴時効は1年だったが、改正案では、1年以下の懲役・禁固または30万円以下の罰金、公訴時効は3年となっている、と伝えた。

 若狭氏は「最近、この誹謗中傷というのがかなり多くなってきて、国民世論としてもこういうものに対しては厳しく罰するべきだと、処罰すべきだという考え強くなってきたところなんですけど、今までの法律はほとんど罰金もないので処罰に値しないぐらいだったんですよね。ですからそういう世論の高まりとともに今回こういう改正がなされるということなので、時代に沿った形だと思います」と自身の見解を述べた。

 そして「1年以下の懲役で、公訴時効は3年ということで、これは要するに告訴してきちんと捜査するには、そこそこの期間があるので。今までは1年で時効になってしまうので、訴えてもなかなかすぐに捜査してどうのこうのっていうのができないというところにおいても救われる、被害者を救う法律にはなってると思います」と説明した。

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2022年3月9日のニュース