フジ解説委員・風間晋氏 米英などの対ロシア原油制裁に「米英は他の欧州の国、日本とは事情が違う」

[ 2022年3月9日 09:23 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が9日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻を巡り、米国や英国などが新たな制裁を発表したことに言及した。

 バイデン米大統領は8日、ホワイトハウスで演説し、ロシア産原油などの輸入禁止措置を発表、英政府は同日、ロシア産の石油と石油製品の輸入を2022年末までに段階的になくすと発表した。天然ガスについても同様の措置を検討する。欧州連合(EU)欧州委員会も同日、30年までにロシアへのエネルギー依存からの脱却に向けた方策を発表した。報道によると、米国の輸入禁止措置の対象にはロシア産の原油や液化天然ガス(LNG)、石炭が含まれるという。米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によると、ロシアは米国の原油、原油製品輸入の約8%を占める。一方、EUは石油輸入の26%をロシアに頼っている。

 MCの谷原章介に「SWIFT(国際銀行間通信協会)の締め出しから、いよいよ本丸と言いますか、エネルギーを絶つところに来ました。いかがですか?」と聞かれた風間氏は「とはいいながら、米国は世界最大級の石油と天然ガスの産出国ですから、単独でエネルギー制裁に踏み切れる余裕があるわけですよね。英国についても北海油田を持ってますから、そこからある程度のエネルギーを独自に得ていますので、ヨーロッパ大陸のその他の国とはちょっと事情が違う。日本とはもちろん事情が違うので、やれる国がやれるところから制裁を拡大しているっていう状況だと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年3月9日のニュース