若狭勝弁護士 プーチン大統領を分析「犯罪を犯す人は損得ではなく、やみくもに突っ走ってしまう傾向」

[ 2022年3月9日 08:50 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が9日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。7日付の英紙タイムズが、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)のウクライナ侵攻は「完全な失敗」だとする内部文書とみられる報告書の内容を報じたことに言及した。

 真偽は不明だが、文書はロシア軍の死者が既に1万人規模に上っている恐れがあるとし「ロシアは追い詰められている。勝利の選択肢はなく、敗北のみだ」と指摘している。ロシア軍の死者について、同国国防省は今月2日、498人と発表。ウクライナ外務省は8日、最大1万2000人としている。

 MCの谷原章介が「この内部文書、正しいものでしょうか?」と聞くと、若狭氏は「少なくとも、侵攻が失敗だったということになったとしても、プーチンさんにしてみると、今ほとんどそういうものに耳を貸さないし、もはや暴走してる」と言い、「私の経験で、私はプーチンさんは犯罪者だと思っているんですけど、犯罪を犯す際っていうのは、どちらが得かという発想ではなく、やみくもに突っ走ってしまうという傾向があると思うんですよね。ですからこういうような文書があって、あるいは経済制裁されたとしても、突っ走るところまで突っ走っていくっていうのが今の危険なプーチンさんだと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年3月9日のニュース