海老蔵 “働き方改革”訴える、父・團十郎さんから言われた「忘れられない」言葉とは…

[ 2022年3月9日 16:23 ]

市川海老蔵
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 歌舞伎俳優、市川海老蔵(44)が自身のYouTubeチャンネルを更新。父・市川團十郎さん(13年死去、享年66)から言われた「忘れられない」言葉を明かすとともに、歌舞伎界の“働き方改革”を訴えた。

 7日に投稿した動画の中で、海老蔵はドライブしながらカメラマンとトーク。自らが出演した歌舞伎の公演に触れ、「25日間ずっと休みなくやっていた。僕が言ったことによって1日休みが入った」と振り返り、「週休1日、週2で休むとかしないといけないと思うんだよね」と持論を述べた。観客を楽しませるための「やる気」はあるとしつつも、「3週間強、ずっとそのモチベーションって苦しくなるんだよ。いいものをお客さんにご覧いただきたい場合、休まないといけないでしょ。そこら辺をちょっと、みなさんに意見を聞きたいよね」と投げかけた。

 その上で「やっぱり休んだ方がいいんだよ、若くても(若い人でも)。そういう世界を作らないといけないんじゃないかと思うんだけど」と訴えた。 團十郎さんは「休まず働かれる方」だったといい、「言っていたの、最後生きている時。最後、俺ににボソッと言ったの。『もっと休むことを考えなければいけなかった』って」と回顧。その言葉を聞いた海老蔵は「胸が痛くなった」という。團十郎さんは「責任感が強いし真面目」だったことから、休みをあまりとらなかったと説明。「でも父のその言葉を聞いて、それ(休みについて)を変えなきゃいけないなって。本当は豊かな父の人生がほかにもあったはずなのに全部歌舞伎に注いで、それもいいよ。(しっかり休んでいれば)あと10年生きられたから。その10年間、生きているほうが歌舞伎界にとっていいわけじゃない。本当によく考えなきゃいけないと思っている」と語った。

 「いろんなことを言われるかもしれないけど、俺が変えるよ」と意気込んだ海老蔵は、「親父のあの言葉はいまだに忘れられないよ。『もっと休むことをすればよかった』って」と重ねていた。 この動画のコメント欄には、「お父様のお言葉に涙」「海老蔵さん、お父様の言葉、大切です、働き方改革、応援してます 」「働き方改革は日本においてはどの業種でも必要ですよね」などの意見が寄せられていた。

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2022年3月9日のニュース