俳優・映画監督の榊英雄が謝罪 女優への性加害報道に「なかった事には出来ません。猛省し悔い改める」

[ 2022年3月9日 23:37 ]

俳優で映画監督の榊英雄
Photo By スポニチ

 9日に文春オンラインで複数の女優に対する性加害が報じられた俳優の榊英雄(51)が監督を務め、今月25日に予定されていた映画「蜜月」の公開がいったん中止となった。同日夜、公式サイトなどで発表された。

 この発表を受け、榊監督は謝罪コメントを発表した。「この度は、映画『蜜月』の公開が控えているこのタイミングで、私の過去の個人的なことが記事になり、映画を創るために東奔西走してくださったプロデューサー陣やスタッフ、キャストの皆さま及び関係者の皆さま、そして何よりこの映画の公開を楽しみに待っていてくださる観客の皆さまに、多大なるご迷惑とご心配、不快な思いをさせてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「そしてかけがえのない大切な家族を傷つけ悲しませてしまったことを、本当に申し訳なく思っております。また、今回の記事上で、事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々にも、大変申し訳なく思っております。」とした。

 また文春オンラインの記事の内容については「事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません。それをしっかり肝に銘じ、これからの先へ猛省し悔い改めることを誓い、人を、日々を大事に生きていきたいと思っております」とし「最後に、関係者の皆さま深くお詫びするとともに、今後の対応に関しましては、専門家と話し合いの上、進めていきたいと思っております。2022年3月9日 榊英雄」とした。

 「蜜月」は性被害などの社会問題を扱った作品。主演の女優・佐津川愛美が17歳と32歳の女性を演じ分け、懸命に幸福を求めながらも壊れゆく家族を描く。家庭が原因の心的外傷後ストレス障害(PTSD)や性被害などの現代社会の問題に切り込み、8日には同日の国際女性デーにちなみ、佐津川が東京都内でトークイベントに出席した。

 製作委員会は「榊英雄氏が監督した同作品につきまして、関係各所との協議の結果、映画『蜜月』の公開を一旦中止とさせていただきます」と報告。「今後につきましては、すべて未定です」とし「本作の公開をお待ちいただいておりましたお客様、また関係者の皆様には多大なるご迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます」と謝罪。前売り券の払い戻しなどについては今後、発表される。

続きを表示

2022年3月9日のニュース