平原依文氏 ロシアのウクライナ侵攻で視聴者に呼びかけ「無駄だと思わずに発信し続けていただきたい」

[ 2022年2月27日 17:14 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 「World Road」共同代表・青年版ダボス会議日本代表の平原依文氏が27日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。国連安全保障理事会(15カ国)が25日に、ロシアのウクライナ侵攻を非難する米国などが提出した決議案を採決し、ロシアが常任理事国の持つ拒否権を行使、否決したことに言及した。

 採決では、11カ国が賛成、常任理事国の中国に加えインド、アラブ首長国連邦(UAE)の計3カ国が棄権した。ロシアの拒否権行使は当然視されていたが、米国などは多くの賛成票を得ることで国際社会でのロシアの孤立を印象付けたい考えだった。ロシアの友好国・中国が反対ではなく棄権にとどまったことを評価する見方がある一方、理事国間の温度差もにじむ結果となった。決議案はロシアによる侵攻を非難。ウクライナの領土の一体性を再確認し、ロシアに無条件での軍の即時撤退を要求した。日本を含む約80カ国が決議案を支持する共同提案国となった。

 平原氏は「国連だけを責めても事は前に進まないと思います。責任は私たち一人ひとりにもあって、国連に参加して加盟している193カ国、その一つ一つの国がそれぞれの意思決定でできることがあると思うんです、今この瞬間も」と言い、「その一歩を踏み出すということが大事なんじゃないでしょうか。それを踏まえて国家レベルでできること、国民レベルでできること。私も友人と話していて“何もできてなくて申し訳ない。発信することしかできてなくて申し訳ない”って言ったら“その発信一つが私たちの勇気につながる”と言われて“それを無駄だと思わないでくれ”と言われたので、ぜひきょう番組を見られている方々、無駄だと思わずに発信し続けていただきたいなって私は心底思います」と自身の考えを述べた。

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2022年2月27日のニュース