ロシアNIS経済研究所・服部所長 ロシアは「EU、NATOと付き合うのは許せないという論理で」

[ 2022年2月27日 08:22 ]

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 旧ソ連諸国の経済政治情勢を研究しているロシアNIS経済研究所の服部倫卓所長が27日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻についてコメントした。

 ロシア軍は26日、ウクライナ首都キエフ西側を封鎖しつつ、一部は首都中心部近くまで侵入。首都南側では空挺部隊の投入を図ったが、ウクライナ軍が抗戦を続けている。首都包囲と攻撃で圧力をかけ、北大西洋条約機構(NATO)加盟断念などの条件をのませて停戦を狙うロシアに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は独立を守ると表明。停戦交渉条件を巡りせめぎ合いが続いている。ロシアのプーチン大統領はゼレンスキー政権を退陣させ、親ロシア政権を樹立させたい考えとみられる。

 MCの東山紀之に「ロシアは何をしたいんですか?」と聞かれた服部氏は「もともと2014年の政変というのがありましたけど、その時に焦点となったのは、ウクライナがロシア主導の経済統合に加わるのか、それとも欧州のEUの方をパートナーとするのか、ということが焦点になって結局、その時の選択としてウクライナはEUを選んだということで、ロシアとしてはフラれたような格好になってしまった」とし、「今回のロシアの行動というのは、フラれたことはしようがないんだけれども、かといってEU、NATOと、ほかの男と付き合うのは許せないような、そういう滅茶苦茶な論理でこういう行動を起こしたということ」と自身の見解を述べた。

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2022年2月27日のニュース