「鎌倉殿の13人」“武衛”すれ違いコントにネット爆笑「義村、策士」頼朝&上総広常“飲みニケーション”

[ 2022年2月27日 20:45 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第8話。源頼朝(大泉洋)と酒を酌み交わす上総広常(佐藤浩市・右)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は27日、第8話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第8話は「いざ、鎌倉」。挙兵した源頼朝(大泉洋)を討つため、追討軍を送る平清盛(松平健)。後白河法皇(西田敏行)は地図を広げ、丹後局(鈴木京香)らと戦況を占う。一方、奥州を出発した源義経(菅田将暉)は、兄・頼朝との対面を夢見て歩みを進めていた。その頃、坂東。“坂東の巨頭”上総広常(佐藤浩市)らを加え、勢いづく頼朝が、鎌倉を目指して進軍。頼朝の命を受けた北条義時(小栗)は、武田信義(八嶋智人)を味方に引き入れるため、再び甲斐へと向かう…という展開。

 和田義盛(横田栄司)が「佐殿は近頃、ちょっと調子に乗ってねぇか」と語るなど、源氏軍に不協和音。頼朝は気乗りしないものの、義時たちから提案された豪族たちとの酒席に顔を出すことになった。

 深酔いした広常が頼朝を呼び捨て。三浦義村(山本耕史)が機転を利かし「武衛(ぶえい)という呼び方もありますよ」。唐の国における親しい人の呼び方だという。しかし、実は「武衛」とは「兵衛府」を意味し「佐殿」より尊称になる。

 現れた頼朝に、広常は「こっちに来いよ、武衛。武衛、あんたとはな、一度、飲みたかったんだよ。武衛」。頼朝が皆を労うと、広常は「今日から、おまえらも武衛だ。みんな、武衛だ。(頼朝に)いいんだよ、俺のことも武衛って呼んでよ。さあ、武衛同士、飲もうぜ」――。

 「武衛」の意味を知らなかったのか、頼朝に対して親しみを込めたつもりの広常。敬われたと喜んだが「武衛同士ってのは何だ」と訝しる頼朝のすれ違い。SNS上には「義村、飲みニケーションを推すw」「三浦義村、策士(笑)」「三浦義村に騙される上総広常」「上総介さま、武衛の意味をご存じなかった…?」「すれ違いコントかなw」「大量の武衛w」「武衛は、天子の側近くいて守護する武官。また、将軍のこと。なので皆、将軍になっちゃいました」などの声が続出。反響を呼んだ。

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