「青汁王子」三崎優太氏が告白「本当は辛かった」 SNSで中傷され…悔しさバネに奮起

[ 2020年10月10日 16:14 ]

新著「過去は変えられる」発売記念イベントを行った三崎優太氏(撮影・安田健二)
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 「青汁王子」こと実業家の三崎優太氏(31)が10日、東京・秋葉原の書泉ブックタワーで新著「過去は変えられる」(扶桑社)の発売を記念したサイン本お渡し会を行った。

 19年3月に法人税法違反などの疑いで逮捕されてから、焼き鳥店でのアルバイトやホストなどの仕事を経験し、脱税額とされた計約1億8000万円をツイッターのフォロワーに配布。イベントに先立ち行われた取材では、「青汁劇場」と呼ばれたこの一連の動きについて「誰にも相手されなかった時期。世間の興味を集めるためにやったが、本当は辛かった」と告白。SNSでの誹謗(ひぼう)中傷を浴びる中「自分の主張を信じてもらえなかった悔しさがあったからやり切ることができた。当時と同じ事をやろうとしてもできないかもしれない」と逆境をバネに奮起したことを明かした。

 今年9月には「SNS誹謗中傷撲滅基金」を設立。誹謗中傷を原因とする自殺が深刻な社会問題になっていることを受け、三崎氏は「僕は1年半前にこうして本を出せるとは思っていなかった。人生は本当にいろいろなことが起きるので絶対にあきらめないでほしい。どんなに苦しい状況でも必ず変えることができる」と自らの経験を踏まえて訴えた。

 同書では20代で年商130億円の経営者としての成功から、国税局との1年にわたる戦い、SNSでの激しいバッシングから死を覚悟したことなどをつづっている。サイン本お渡し会は新型コロナウイルス対策で、アクリル板越しに行われた。

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