平原綾香育ての親 作曲家・小林信吾さん死去 62歳 食道がん闘病 

[ 2020年10月10日 05:30 ]

亡くなった小林信吾さん(オフィシャルサイトから)

 歌手・平原綾香(36)らのプロデュースを手掛けた作曲家で編曲家の小林信吾(こばやし・しんご)さんが食道がん肉腫の術後転移再発のため4日、都内の自宅で死去した。62歳。東京都出身。所属事務所が9日、公式サイトで発表した。

 17年6月に食道がんと診断され療養。同10月から活動を再開したが、今年6月にパーソナリティーを務めるFMとやま「小林信吾のSoliloquy」の休演を発表した。

 小林さんは、91年の日本レコード大賞を受賞したKAN(58)の「愛は勝つ」の編曲を担当。浜崎あゆみ(42)の音楽監督も務めた。平原のデビューアルバム「ODYSSEY」(04年)をプロデュースしたことでも知られる。

 平原はスポニチ本紙の取材に、小林さんとの思い出としてデビュー前の03年11月に早稲田祭で初ライブを行ったことを挙げた。「お客さんが一人もいなかった本番も客席で見守ってくださって心強かった」と回想。中島みゆき(68)に楽曲提供されたヒット曲「アリア―Air―」(16年)のレコーディングでは小林さんがピアノを演奏し「信吾さんのピアノが大好きでした。たくさん支えてもらいました」としのんだ。

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2020年10月10日のニュース