古舘伊知郎 長州力が激怒した実況とは?「何でお前のために戦わないといけないのか!」

[ 2020年8月10日 16:31 ]

フリーアナウンサーの古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(65)が9日、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜10・00)に出演し、プロレス実況の極意について語る場面が会った。

 古舘が新日本プロレスの実況を担当していた頃の話。「その時、長州力さんが連日の戦いでエラい疲れていたんです。ある会場で場外乱闘になって、放送席にバーン!って来て放送席が破壊されることになって。そしたら耳元で『伊知郎いい加減にしろ…俺は疲れてるからこの辺でやめたいんだ…』」とささやいてきたという。

 これを受けて古舘は「さあ、長州力が私の耳元でしっかりとささやいてくれました。そしてリング内にまた戻りました『俺がやらないでこの試合どうする?死ぬまで戦う!』と叫びました長州力!」とさらに煽る。叫んだ声がリングまで届いたのか、長州は「何でお前のためにまた戦わないといけないのか!」と激怒していたという。

 TBS安住紳一郎アナウンサー(47)は「古舘さんの実況は声が大きいから、当然リングにも聞こえるし“プロレスが先か、実況が先か”ってことになっちゃうんですよね」と解説しながら、その技術にうなっていた。

 古舘は「後楽園ホールとか小さいとこだと、試合しているレスラーにものすごく声が聞こえるんですよ。『さあ(アントニオ)猪木、ここからフロントに回ってブレーンバスターの体勢か!』って言った瞬間に、猪木さんが慌ててブレーンバスターやってくれたりね。実況が先行する愉悦ったらないんですよ。ふつう実況ってのは全部後追いですから、それを予知しちゃうっていうね」と、ニヤリと笑いながら過去を振り返っていた。

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2020年8月10日のニュース