山里亮太 木村花さん訃報に無念 “とてつもない苦悩”に「気づけなかった なんでだろう」

[ 2020年5月28日 11:11 ]

「南海キャンディーズ」山里亮太
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 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(43)が27日深夜放送のTBSラジオ「山里亮太の不毛な議論」(水曜深夜1・00)に出演。自身もスタジオメンバーとして出演していた、フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演中だった女子プロレスラーの木村花(きむら・はな)さんが23日に22歳で亡くなったことを受け、冒頭で約15分にわたって思いを語った。

 オープニングトーク中、山里は「私も関わらせてもらっている、テラスハウスの方で木村花さんの訃報に接しまして、素直に本当にショックです」と切り出し、「謹んでお悔やみ申し上げます。同じ出演者としてひたすら残念です。悲しいです」と心境を吐露した。

 「僕のところにある情報は皆さんと同じ状態です。僕のところにも特別に情報があるとかではない」と現状を説明。「それが合っているかどうかわからない中で、何かを発するということは、誰かを傷つけてしまうかもしれない。答えがわからない状態で、自分の思いを言うことは、どの言葉がその人にとって傷つく言葉なのか本当にわからなくて。初めて情報を聞いて、もう本当に何か真っ白になってしまって、何を言ったらいいのかって、ただただ悲しかったけど、それをオレが言っていいのかとか。言って不快になる人はいないのかって思っている間に、ちょっと遅くなって発信しました」とツイッターでのコメントが遅れた理由を明かした。

 ニュースなどを見たうえで、現時点での心境について「木村花さんのとてつもない苦悩に気づけなかったのが、なんでだろう。本当になにかできることはなかったかなと強く感じています」と吐露。「僕はずっと芸能の世界で、炎上キャラで、僕もたくさんの誹謗中傷というものを受けてきた人間なので、自分の体の中に傷跡として刻み込まれているはずなので、その痛さとかはわかっている方の人間だったのに、それに気づかずに何もできなかったことは、本当にもっともっと考えるべきなんじゃないか。もっと何かできたんじゃないかと考えなきゃなと思っている」と続けた。

 今回のことでSNSでの発信することへの難しさについても痛感したという山里。木村さんについてのコメント後、「そのあとどう触れていいかわからない」と状況のなかで、「そこがミスではあった。日常をもう1回つぶやくことによって、その心配を解消するのに役立つんじゃないかと思って、日常をつぶやいてしまった。そうすると、良かったと思ってくれる人がいる半面、この状態で僕が日常をつぶやくことを不快に思われる人もいる」などと葛藤を明かした。

 「SNSは向き合い方はそれぞれバラバラ。答えが出せないと思う。今回のことを受け、何をするべきなのか、これから何を考えるべきか、何していくべきかっていうことを、これからずっと一生かけて考え続けていこうと思っています。やっぱり、難しいことなんだけど、言葉をお仕事としてさせていただく人間として、これからずっとずっと考え続けていくって思っています」とした。

 今回の件について、15分近くにわたって思いを語り、「今回のことは僕は一生思っています。ずっとずっと悩みながらいきますし、考え続けます。それが当然だと思うので。改めて、木村花さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」と締めくくった。

 山里は木村さんの訃報の翌日24日に自信のツイッターで「木村さんのことを考えると、すぐに言葉の整理ができませんでした」と心境を吐露。「なぜ画面の中で力強く立ち振る舞っているその姿の裏にある苦悩に気づけなかったのか、何かできることはなかったのかと強く感じています」と無念さをにじませていた。

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2020年5月28日のニュース