吉本劇場、6・19観覧再開へ EXITら第7世代がオンラインで無観客単独ライブも

[ 2020年5月28日 05:30 ]

大阪市の「なんばグランド花月」(NGK)
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 吉本興業が6月19日から“笑いの聖地”大阪・なんばグランド花月(NGK)などで客を入れての通常公演を再開することが27日、分かった。NGKのほか東京・ルミネtheよしもと、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場など5劇場で開催。7月12日までは金、土、日の週3回公演を行い、残りの曜日は無観客公演を実施する。

 劇場を段階的に再開する第一歩として、6月6日から東京・渋谷のヨシモト∞ホール、大阪のよしもと漫才劇場の無観客公演の有料配信を開始する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による緊急事態宣言が解除されたことを受け、政府や自治体のガイドラインなどを参考に再開の検討を進め判断した。詳細は28日に発表する。

 目玉の一つは和牛やミキ、EXITら第7世代を中心にしたオンラインによる無観客単独ライブだ。チケットが即日完売する人気公演が多く「500席のキャパに1万人ほどの応募があるプレミアライブ。芸人もファンに喜んでもらえるプランを出し合っている」(関係者)という。現在、人選も含め調整を進めている。

 感染防止対策のため劇場の換気や客席の消毒などは徹底するが、コロナの影響で舞台も“新お笑い様式”となる。漫才では相方との間にアクリル板を立てるか、二股に分かれた特注マイクを使用するプランが浮上。2メートルのソーシャルディスタンスを保つ形となる。

 注目はNGKの看板である吉本新喜劇だ。新しい台本もたった1日の稽古でマスターして「衣装合わせを含めて3日あればできる」(関係者)という即興劇の極致だが、ソーシャルディスタンスを考えると舞台に立てるのは7人が限界。これまで15人ほどで回しており現在はそのシミュレーションでドタバタ。笑ってこけて61年の伝統を“新・新喜劇”にどう盛り込むか試行錯誤は続く。

 吉本では3月2日から全国15カ所の直営劇場の公演を休止。その後は無観客ライブの無料配信を行っていたが4月8日から休止した。これまで全国の劇場には毎日約1万人の観客が来場しており、コロナ禍による損失は数十億円とみられる。日常が戻るまで劇場を開ければ開けるほど損失は膨らむが、ファンに笑いを届けるため赤字覚悟で再出発に踏みだす構えだ。

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